コラム
第6回
声と収入には、非常に大きな関係があると確信しています。「声」を変えるだけで、収益が上がったり、アポ率が上がるケースは少なくありません。
米デューク大学が792人のCEO(男性)を対象に、声の音程や年収、経営している会社の規模を調査したことがあります。その結果、低い声の持ち主は、そうでない人と比べて18万7000ドル(約2900万円)も年収が高いことがわかりました。
声が年収に影響する理由としては、①第一印象に強く影響する、②リーダーシップや説得力に直結する、③話し方が「自信」や「実力」の証明になるの3つがあります。
声は、見た目と同じくらい「第一印象」を左右する重要な要素です。落ち着いた声、明瞭で聞き取りやすい声は、信頼感や知性、自信を感じさせるため、ビジネスや面接の場で有利になります。ハキハキと話す営業マンと、声が小さく聞き取りづらい営業マンでは、顧客の印象が大きく変わります。
また、声に説得力やカリスマ性があると、周囲を引っ張る力になります。これはリーダー職や管理職において重要視される資質で、昇進や評価、結果として年収にも影響します。プレゼンや交渉で「声に力がある人」は、意見を通しやすく、仕事の成果につながりやすいです。
話すテンポやトーン、間の取り方などは、プレゼンや営業、交渉の場面でそのまま「実力」や「経験」の証とされます。自信のある話し方をする人は、「この人は仕事ができそう」と思われやすく、評価や収入にも影響するのです。
年収アップにつながる「声の出し方」の具体的な声のポイントをまとめます。
(1)腹式呼吸を使って響く声を出す
腹式発声は絶対必須です。どんな時も通る声は説得力・自信・安定感を感じさせ、信頼されやすくなります。
(2)滑舌をよくして、明瞭に話すこと
はっきりした声は「自信」や「誠実さ」の象徴。何を言っているか聞き取れないと説得力が下がります。
(3)話すスピード・間(ま)を意識する
ペーシングといって、相手の話す速度をよく聞き、相手にあわせた速度にすること。早口だと軽薄に、遅すぎるとだらけた印象になります。また、話している言葉で、強調したいときなどに意図的な間をとることで相手の印象にも残り、効果的です。
(4)抑揚をつけること・高さをコントロールすること
無愛想に聞こえたり、心がこもっていないような声というのは抑揚がありません。話している時に単調に聞こえてしまうのは、たいてい抑揚がないことが原因です。逆に冷静で淡々と素敵に話す場合は抑揚はないほうが説得力があるケースもあります。場所やシチュエーションにあった声を出すのは非常に大事なのです。
(5)録音して客観的に確認する
自分の声は、他人が聞く声と印象が違うため、録音して確認→改善を繰り返すことが重要です。
声は単なる「音」ではなく、その人の印象・信頼感・能力・魅力を伝える「ツール」であり、それが年収という成果に直結してきます。

会員限定2025年07月20日 00時00分 公開
2025年07月20日 00時00分 更新