エムケイ

2024年8月号 <センター探訪>

エムケイ
MK八幡ビル

狭苦しさ、堅苦しさを解消!
24時間体制に配慮し「過ごしやすさ」を重視

 京都に本社を構えるタクシー事業会社大手のエムケイ。2023年11月、京都駅から徒歩10分に位置する本社併設のコンタクトセンターを、京阪本線 石清水八幡宮駅南側のロータリー付近のビルに移転した。同拠点には約20名のオペレータ・SVが在籍し、タクシー営業所も併設。Web・電話による配車対応を中心に24時間体制で稼働している。

 旧オフィスのデスクは、幅90cm程度の狭小なスペースに、PCモニター1台と電話機を置いて対応していた。隣席が至近のため、他オペレータの声が影響し、利用者からも「オペレータの声が聞き取り辛い」などの声が挙がっていた。そこで、新オフィスではブーメラン型のデスクを採用。オペレータ1人につきPCモニター2台分のスペースを確保し、執務環境の改善を実現した。室内には大型モニターが多数設置されており、入電状況や応答率などのほか、YouTubeライブ配信での各地域の道路混雑状況などを投影している。

 隣室にはカフェテリアをイメージした休憩室が併設され、木の温かみのある内装で心地よさを追求。また、夜間勤務するスタッフが十分に休息できるよう、男女別の仮眠室も完備。黒カーテンで仕切られた1人用リラクゼーションソファが複数設置され、周囲の目を気にせず休息を取ることができる。

 同社はコロナ禍に、オペレータが自宅で対応できるリモート運用体制を構築している。移転に際しては現場スタッフにも意見や要望をヒアリングし、ES向上を実現した。

2階建ての新オフィス
デスク
休憩室
休憩室
仮眠室
2階建ての新オフィスでは、複数のモニターを並べて作業できる広めのデスクを採用。休憩室は高い防音性を保ち、1階には男女別の仮眠室を完備

2024年07月20日 00時00分 公開

2024年07月20日 00時00分 更新

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