アクセンチュア、「Accenture Life Trends 2024」を発表

アクセンチュアは、独自レポート「Accenture Life Trends 2024」を発表した。

同レポートにおいて、(1)顧客志向の減退、(2)生成AIの影響、(3)「クリエイティブ不況」の姿、(4)テクノロジーの恩恵と負荷のバランス、(5)人々の人生における目標の変化の5つのトレンドについて見解を述べている。

(1)顧客志向の減退については、「47%の人がカスタマーサポートにつながらなかったり、カスタマーサポートの対応が悪かったりしたときに『顧客として大切にされていない』と感じる」という調査結果を示し、ブランディングの一環として、カスタマーサポートの重要性を指摘した。

(2)生成AIの影響については、「回答者の42%は会話型AIによる商品のレコメンデーションを受け入れられる」というデータをもとに、消費者の「調べ方」「探し方」の変化に着目し、企業のアプローチを適応させる必要があると示唆した。

(3)「クリエイティブ不況」の姿は、「回答者の35%は『ブランドのSNSコンテンツがどれも似通って見える』と感じており、その割合は18~24歳では43%にのぼる」というデータをもとに、効率優先のコンテンツ制作に警鐘を鳴らした。

(4)テクノロジーの恩恵と負荷のバランスについては、回答者の37%が「テクノロジーを選ぶ際に批判的思考を働かせることがこれまで以上に重要」と考えていることを受け、企業は顧客との信頼関係構築に真摯に向き合うべきだと指摘した。

(5)人々の人生における目標の変化については、回答者の50%が「パンデミックと以降に起こったあらゆることをきっかけに人生の選択を見直した」と回答したことから、変化する顧客の価値観にあわせ、企業のブランドメッセージや製品・サービスを柔軟に変化させることが望ましいと提言した。
 

2024年03月13日 18時38分 公開

2024年03月13日 18時38分 更新

その他の新着記事

  • スーパーバナー(リンク2)(240426画像差し替え)

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入