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シスコシステムズ、「WebexOne Japan」を開催

シスコシステムズ(東京都港区、濱田義之代表執行役員社長)はこのほど都内で、同社のソリューションを展示するとともに、ユーザー企業の取り組みを紹介するイベント「WebexOne Japan」を開催した。

同イベントに先立ち、シスコシステムズ 代表執行役員の濱田義之氏、Cisco APJC Managing Director Collaboration BusinessのSandeep Mehra氏、Cisco Systems VP of engineering, Webex Collaboration AIのChris Rowen氏が、「WebexOne Japan」に関する事業戦略や新機能について説明した。

 
シスコシステムズ 代表執行役員の濱田義之氏

濱田氏は同社の強みについて、「セキュリティ」「ハイブリッドワーク」「オブザーバビリティ」「サステナビリティ」「ハイブリッドクラウド」「AI」の6つを強調。「コロナ禍によって浸透したリモートコミュニケーションを、より快適かつ安全に実現する仕組みを提供することで、効率的かつ柔軟な働き方を促進したいと考えています。また、コンタクトセンターについては、人手不足が進むなか、人に頼らず高品質なサービスを提供する手段を提供するほか、スタッフのバーンアウトを防ぐ方法にも焦点を当てていきたいです」と述べた。


    
Cisco APJC Managing Director Collaboration BusinessのSandeep Mehra氏(左)、
Cisco Systems VP of engineering, Webex Collaboration AIのChris Rowen氏(右)

Sandeep Mehra氏は今後の事業戦略として「ハイブリッドワークの推進」「カスタマーエクスペリエンスの向上」を強調。そのうえで、Webexプラットフォームにおいて、「AI」「インテグレーション」「セキュリティと管理性」を重視していくと説明。さらに、生成AIの一種である大規模言語モデル「LLM:Large Language Model」について言及。同社では、「メール」「メッセージ」「ドキュメント」といったLLM由来のテキストコミュニケーションに留まらず、「オーディオ」「リアクション」「ジェスチャー」「声の抑揚」など音声・画像を組み合わせた独自の概念「RMM:Real-time Media Models」に基づいて製品を展開していくと強調した。このほか、生成AIにおける音声品質の強化に向け、業界標準の最大16分の1の帯域でパケットを再構築できる「Webex AI Codec」についても紹介した。

2024年02月06日 08時11分 公開

2024年02月06日 08時11分 更新

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