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ベクスト、テキストマイニングツール『VextMiner』のオプションで生成AIを活用した分析支援機能を提供

ベクスト(東京都目黒区、小橋寿彦代表取締役社長)は、テキストマイニングツール『VextMiner』の最新オプションとして『VextInsight powered by ChatGPT』の提供を開始した。

VextInsight powered by ChatGPTは、マイクロソフトが提供する『Azure OpenAI Service』のChatGPT APIを活用。VextMiner上のテキストマイニング結果を基に、データの特徴点や想定要因の深掘り(背景情報)、改善アドバイスなどを含む解説文を生成する(画像)。小橋社長は、「これまでは、データリテラシーを有する人材に限定して使われているケースがほとんどでしたが、本オプションによって現場の誰もが分析結果から一定の気づきを得て業務に活用できる環境を実現可能」と期待を込める。

 

イメージ
『VextInsight powered by ChatGPT』の構成イメージ

 


また、生成したテキストの根拠となるグラフの対応箇所やVOC(顧客の声)の一覧をワンクリックで表示可能。生成AI活用におけるリスクであるハルシネーション(事実に基づかない情報や、実際には存在しない情報を生成する現象)の確認を効率的に行えるようにした。


 解説画面
『VextInsight powered by ChatGPT』の画面イメージ

 


同社における生成AIを活用した機能の提供は、コンタクトセンター向け自動要約ソリューション『VextResume+ powered by ChatGPT』に続く2例め。「今後も、テキストマイニングの前処理(要約)、分析、整理においての活用を推進していく方針です」(小橋社長)。連携する生成AIは、ChatGPTをはじめ、各モデルの精度とコストのバランスを検証しながら、随時検討するという。
 

2024年02月21日 11時30分 公開

2024年02月21日 11時30分 更新

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