ラディウス、明治安田生命保険と共同開発の電話音声明瞭器の出荷を開始

ラディウス(東京都中央区、香田 進代表取締役)は4月から、電話音声明瞭器「サウンドアーチ」を、全国に向けて出荷を開始する。

同製品は、明治安田生命保険(東京都千代田区、永島英器取締役 代表執行役社長)と同社が、高齢の顧客への寄り添ったサービスを追求したいと、6年にわたり開発を行っていた。国際特許の音声明瞭化回路「ニートプロセッサ」を搭載することで、低音のこもりやすさを解消。高音は、キンキンさせないといった効果を生み出すことで、話し手の音声が明瞭化し、聴こえに悩む人に寄り添った電話応対を可能にする。さらに、同製品の設置は付属のケーブルで受話器と電話機の間に接続するだけとシンプルな点も特徴のひとつとなっている。


開発期間中は有識者による監修のもと、明治安田生命保険のコミュニケーションセンターからのアウトバウンドコールについて、2022年11月~23年1月に効果を検証。65歳以上の聴こえに悩みを抱えている可能性のある顧客に対し同製品を使用したところ、対象顧客の約8割が「聴こえやすくなった」と回答。また、オペレータの約9割が「会話が通じやすくなった」と述べた。検証結果から、実用面において有用性があると評価した。

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年04月19日 07時00分 更新

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