KDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズ、経営統合を発表

KDDI(東京都千代田区、髙橋 誠社長、以下 KDDI) と三井物産(東京都千代田区、堀 健一社長、以下 三井物産) は2023年1月13日、KDDIの完全子会社であるKDDIエボルバ(東京都新宿区、若槻 肇社長、以下 KDDIエボルバ) と、三井物産の持分法適用会社であるりらいあコミュニケーションズ(東京都渋谷区、網野 孝社長、以下りらいあ) の対等な精神に基づく経営統合に関する取引基本契約書及び、本経営統合後の統合会社の運営などに関する株主間契約書を締結した。

近年、労働人口の減少に伴う人材不足や企業の働き方改革を受けて、BPOの重要性が益々増している。また、企業や社会においてDXの必要性が高まり、デジタル化のさらなる加速が顕著となることで、BPO業界そのものが構造変革期を迎えており、クライアント企業のニーズの多様化や企業活動の変化に対応したサービスの高度化や事業領域の拡大などが求められている。

このような環境に対応し、コンタクトセンター業務を強化するとともに、クライアント企業の事業課題を解決するサービスの提供とさらなるカスタマーサクセスを実現するため、本経営統合を行うことになった。本経営統合により、KDDIエボルバとりらいあの両社が保有するデジタルチャネル領域におけるDX推進サービス、業務設計・運用力に加え、KDDIグループ、三井物産グループの有する法人顧客接点、ITや海外ビジネスの知見などのケイパビリティを組み合わせることで、クライアント企業の真の課題解決に貢献し、国内・海外に拡がるデジタルBPOサービスの展開を目指す。

経営統合は2023年7月頃の完了を予定。KDDIエボルバを存続会社とし、りらいあを消滅会社として、KDDIと三井物産の議決権所有比率がそれぞれ51.0%と49.0%となるような合併比率にする。

なお、両社の2021年度の売上高は、KDDIエボルバが1190億円、りらいあが1179億円で、単純に合算すると2369億円となり、トランスコスモス(同3541億円)に次いで業界2位の売上規模となる。

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年01月16日 12時36分 更新

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