横浜市とTACT、AI音声技術を使った実証実験を開始

横浜市とTACT(東京都品川区、溝辺和広代表取締役社長)は、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する電話の問い合わせに、AIを活用した実証実験を開始。AIの音声技術による自動音声ガイダンスを用いる。



AIの音声技術には、TACTの「AI コンシェルジュ」が使われている。「コールセンターでの運営経験をもとにした、自然言語処理エンジンを搭載しているため、問い合せの意図を解釈して回答を導き出す音声対話に強みを持つ」(同社)としている。

実証実験は7月22日から9月30日までの期間中、毎日実施される。住んでいる地区や町名、最寄り駅、ワクチンの種別などの条件を指定すると、空きのある接種場所を案内。今後は、前回の接種時期を電話口で話すと、次回の接種券の発送時期を案内する対応も予定する。

システムには、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続する行政専用ネットワークの「LGWAN」を利用。問い合わせ内容はネットワーク上に一時保管されるものの、一定の期間が過ぎると自動的に削除される。

2024年01月31日 18時11分 公開

2022年08月04日 06時00分 更新