
<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。
auフィナンシャルサービス
ボイスボットで「督促」を自動化
有人対応と同レベルのKPI達成率
アウトバウンド業務に関しては、多くのコールセンターでは有人架電が一般的で、インバウンドと比較するとIVRやボイスボットの普及はあまり進んでいない。
Webローンサービス「au PAY スマートローン」を扱うauフィナンシャルサービスでは、サービス利用者の増加に伴い、ローンの返済を滞納・延滞するユーザーへの督促業務がひっ迫。一連の業務の効率化に向け、ソフトフロントジャパンが提供する自然会話型AIプラットフォーム「commubo for コールセンター」を導入した。トークスクリプトの作成に関しては、AIエンジンが認識しやすい回答を引き出せるようにシナリオを工夫。その結果、督促対応の重要指標と位置づけている「入金約束取得率」を、有人架電時と同等の水準で維持することに成功している。
今月のPOINTS!
■システム概要
ソフトフロントジャパンが提供する「commubo for コールセンター」は、AIエンジンを活用して顧客との対話を実現する自然会話型AIプラットフォーム。AIによる会話をシナリオ設計すれば、複数ユーザーへ同時に発着信可能なため、あふれ呼対策や注文・予約受付など幅広い業種の問い合わせ対応を効率化できる。
■選び方のポイント
他社製品との比較の結果、シナリオが柔軟に変更できる点や、会話の構築や聞き取りがスムーズな点を評価し、試験導入。試験運用時、督促架電業務の重要指標である「入金約束取得率」が有人架電時と同等を維持できた点が導入の決め手となった。
■使い方のポイント
AIエンジンが通話内容を認識しやすくするため、ユーザーが“可能です”もしくは“無理です”の二者択一式で回答できるようにシナリオを設計。また、終話時にSMSの併用もできるため、振込先情報を会話上で案内せず、SMS送信にて対応することで、終話までの時間を短縮し、途中離脱を防ぐように工夫した。

サービス企画本部ファイナンス事業部の兵頭 龍氏
図 AIオペレータによるアウトバウンド対応の業務フロー
※画像をクリックして拡大できます
2024年01月31日 18時11分 公開
2022年06月20日 00時00分 更新
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