綾瀬市は、市民からの電話問い合わせに対応するAI電話自動応答システムを導入し、2026年8月17日から運用を開始した。24時間365日体制で市民対応にあたる。
同市ではこれまで、時間帯によって電話が集中しつながりにくくなることや、夜間・休日の閉庁時間中は問い合わせに対応できないことが課題となっていた。また、職員が通常業務と並行して電話応対にあたることで業務が中断し、生産性が低下する点も行政サービス向上に向けた課題として挙げられていた。
こうした状況を受け、綾瀬市はAIによる対話型の電話自動応答システムの導入を決定。公募型プロポーザル方式で事業者を選定した結果、電話放送局(大阪市北区、森 正行代表取締役社長)が提供する『DHK CANVAS エージェントプラン』の採用に至った。同社は1978年の創業以来、48年にわたり電話自動応答サービスを手がけてきた。開発には、グループ会社であるGROWTH VERSE(東京都港区、南野充則代表取締役会長兼CTO、渡部知博代表取締役社長兼CEO)のAI技術力を活用している。
導入したシステムは、市民からの質問をAIが聞き取り、綾瀬市の公式情報を参照して回答する仕組み。AIでの対応が難しい場合は、質疑内容を要約した上で職員に引き継ぐ。人による対応を希望する利用者には、従来通り職員との通話も可能とした。回答の情報源を市の公式情報に限定することで、自治体のAI活用における課題とされる誤回答リスクの抑制にも配慮している。
なお、綾瀬市と同様の電話対応AIは、世田谷区や倉敷市でも電話放送局とGROWTH VERSEによって導入・実証が進められている。
2026年08月17日 15時47分 公開
2026年08月17日 15時47分 更新