問い合わせ窓口格付け調査──ネットワークカメラ業界
防犯・監視、遠隔見守り、混雑状況の可視化など、さまざまな用途で利用されるネットワークカメラ。危機管理意識の高まりから、初めて購入するという人も多い。しかし、製品選びのサポートはWeb・有人窓口ともに評価が芳しくないようだ。とくに問い合わせ対応は、一部の企業は高評価を得たものの、他は接続・応対品質ともに厳しい意見が多い。
HDI-Japanは、2026年2月、ネットワークカメラ業界の公開格付け調査を行った。
今回は「ネットワークカメラの購入検討のために情報やサポートを得る」という前提で実施。調査にあたっては、専門審査員、一般審査員のべ89人がネットワークカメラメーカー各社のWebページを確認し、また、それぞれの窓口に問い合わせた。そのうえで、Webサポート5項目を評価。さらに、問い合わせ窓口のパフォーマンス5項目、クオリティ5項目の評価を行っている。
Webサポートは、3ツ星1社、2ツ星5社という結果で、1ツ星、星なしは該当がなかった。ネットワークカメラ業界は2025年全業界平均と比べて『役立度/解決度』『安心して利用できる』が高評価だが、その他の項目は下回る結果となった。
Webサポートで高評価のところは、製品情報が整理されているので見つけやすい。画像や動画、製品ごとのマニュアルなど、セルフサービスも充実しており、顧客は自分に合った解決方法を選ぶことができる。さらに、製品ごとの機能や違いも視覚的に確認でき、検討に役立つ。
一方、低評価のところは、一度に多くの情報が表示されるので迷ってしまい、目的の内容にたどり着きにくい。また、FAQはあるが、カテゴリを絞り込みながら探す必要があり、必要な情報を得るのに手間がかかる。
問い合わせ対応は、2ツ星5社、1ツ星1社という結果で、3ツ星、星なしは該当がなかった。ネットワークカメラ業界は2025年全業界平均と比べて、すべての評価項目が下回る結果となった。
クオリティで高評価のところは、担当者の知識が豊富で自信がありプロフェッショナルらしい対応である。説明が分かりやすく、必要な情報を整理して提供し、回答が迅速である。また、補足や利用上の注意点など、積極的な情報提供もあり、顧客に対し前向きな姿勢で支援している。
一方、低評価のところは、共感や配慮が少なく、説明が一方的になることがある。問い合わせの背景や質問の意図に焦点を当てず、製品中心の説明となっているので、顧客の利用目的に合わせたサポートには至っていない。
パフォーマンスで高評価のところは、チャネルを問わず担当者につながりやすく、レスポンスも早いので、顧客は必要な情報を得られやすい。ニーズに合わせた的確な説明やアドバイスもあり、顧客は短い時間で問題を解決できる。
一方、低評価のところは、どのチャネルもつながりにくくレスポンスも遅く、情報が得られにくい。顧客固有の質問には回答に時間がかかり、十分な情報を提供できておらず、対応範囲が限定的で顧客の満足度は低い傾向にある。


会員限定2026年04月20日 00時00分 公開
2026年04月20日 00時00分 更新
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