賢いリーダーはキケン

リーダーは賢ければ賢いほど、メンバーがリーダーに“依存”する危険性をはらむこととなる。

「リーダーの言う通りにやっていれば、自分たちは文句を言われない」
「自分たちの気に入らないことがあれば、そこに気付かないリーダーが悪い」
「責任はリーダーがすべて取ってくれる」

こうした考えがメンバーに蔓延すると、すべてのことをリーダーがやらなければならなくなる。

依存するメンバーは、指示されたこと以外はやらなくなってしまう。

つまり、「ラク」を覚えるのだ。

リーダーは、賢くあるべきではない。

「道化(クラウン)」であればいい。


・違った視点を場に持ち込む
・複雑に絡まった問題や意見を解きほぐす
・“なあなあ”な状況になっているところをかき回す
・おどけて笑いを誘い、場を和ませる

このような役割を発揮するリーダーは、メンバーを自立させる。


メンバー全員が、それぞれの得手不得手を理解し、自分たちの仕事を「自分ごと」にしながら、高いパフォーマンスを発揮することにつながるのだ。

著者:つくる考房 井口大輔
この著者の講座は「チームビルディングとモチベーション・コントロール~現場の“やる気”を引き出す技術」「リーダーシップ研修~理論と実践で学ぶ組織行動学」です。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年11月17日 11時10分 更新

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