準備中
オペレーション
センター長、マネージャー
お客様から受けるハラスメント、「カスハラ」。その対策の難しさに頭を悩ませる企業が、続出しています。
なぜ対策が難しいのか。それは、ハラスメントの二重構造になっているからです。
お客様がオペレータに向かって行うハラスメントに加え、その状況に追い込まれているオペレータに対する無関心や無理解は、企業や上司によるハラスメントにあたります。
対応に困っているオペレータを放置し、頑張らせてしまう――こうしたハラスメントの狭間で、精神を消耗してしまうオペレータは少なくありません。カスハラに関する問題は、センター全体で共有し、個人では抱え込まずに済む構造が必要です。
本講座では、カスハラ対策、クレーム対応に関する「組織対応」を学びます。
1.カスハラとは
(1) ハラスメントの定義
(2) カスタマーによるハラスメントの実態
(3) カスハラの発生状況
<狙い> カスハラとは一体何なのか?その定義を学習し、現場で起こっているカスハラを考えます。
2.厚生労働省が出すカスハラマニュアル
(1) 厚生労働省がカスハラを重要視
(2) カスハラ対策の必要性
(3) カスハラ放置がコンプラ問題に
<狙い>厚生労働省が提唱しているカスタマーハラスメント対策があります。そのマニュアルの主旨を説明しながら、対策の必要性を理解しましょう。
3.企業の取り組むカスハラ対策
(1) 大手ゲーム会社の修理受付規約変更
(2) 大手タクシー会社が採った規定の変更
<狙い>既に対策を始めている企業から、事例を学びます。
4. クレーム対応の基礎知識
(1) 種類を理解し、クレームとカスハラを分類
(2) 不当要求を定義する
(3) 現場ができるカスハラ対策
(4) カスハラを見極めるポイント――10の要求内容と21の要求態度
<狙い>
・カスハラの元になるクレームの知識を学びます。
・クレームの種類を知り、カスハラになるクレームを学習します。
・通常のクレームとカスハラとの見極めをどうするかを学びます。
5.カスハラの元になるクレームを考える
(1) クレームを起こしやすい組織風土
(2) 組織で行うクレーム対策
・顧客定義を行う
・クレーム情報を蓄積する
・クレーム内容を分析する
・クレームの原因を改善する
(3) クレーム対応の6つの基本手順(参考)
①お詫び
②お客様の話を聴く(傾聴)
③お客様の気持ちの理解(心情理解)
④事実確認
⑤解決策・代替案の提示
⑥お詫びと感謝
<狙い>
・カスハラにならないように、組織として事前に出来ることは何なのか?を考えます。
・クレームが起こりやすい企業風土を知り、自社のクレームと比較しましょう。
・組織が行えるクレーム対策を学び、まずは何からできるのかを考えます。
・クレーム対応の基本手順を学んでおくと、全てのクレームとカスハラに応用できるので、対応をする方は知っておきましょう。
6.実践ロールプレイング
ケーススタディを用いて、クレーム対応のロールプレイングを実施します
7.まとめ・質疑応答
・クレームの切り分けフロー例
・悪意・特殊クレームの特徴一覧表
・研修後1時間のZOOMセッション
25名
1名あたり38,500円(税込み、昼食付)
情熱プロデュース
藤木 健
23歳のころ、役者を目指し上京と同時に、ベルシステム24に入社。通信、クレジットカード、ネット通販、損保など、様々なセンターを経てセンターマネージャーへ。現在は、役者時代の洞察力とセンター経験を活かし、コールセンタートレーナーとしてクレーム対応やきくスキル、KPIなど数々の研修を開発し、各地を飛び回っている。
2024年01月31日 18時11分 公開
2024年10月31日 07時40分 更新