スリーフラッグス(東京都台東区、木島旬也代表取締役社長)は、新人オペレータの育成に、AIが顧客役を担うロールプレイング研修サービス『AIロープレ』を導入した。管理者の工数に頼らず実践練習の機会を確保し、拠点を問わず同じ水準の応対品質を保てる育成体制を整える。
同社は、健康食品・化粧品の通販事業者やエステサロンに特化したコールセンター事業者だ。東京と長崎の2拠点、約100名の体制で、定期購入の案内を中心とするアウトバウンド業務のほか、通販受注やカスタマーサポートも請け負う。
これまで新人育成は、SVや管理者が顧客役と評価を兼ねるロールプレイングで行ってきた。ただ、センター運営と並行するため十分な練習機会を設けられずにいた。定期購入の案内には、価格や条件の正確な説明、断りへの切り返し、薬機法への配慮が求められ、反復練習が欠かせない。案件ごとに異なるトークの練習の場を用意する負担も大きかった。
そこでスリーフラッグスは、VideoTouch(東京都渋谷区、上坂優太代表取締役CEO)が提供する『AIロープレ』を採用。管理者の負担を抑えながら練習量を確保でき、AIの客観的な評価で育成品質をそろえられる点が決め手となった。同サービスは対人のロールプレイングをAIが代替するもので、練習結果に対しても自動でフィードバックを返す。
練習は、オープニングからヒアリング、プラン・価格の案内、カウンタートーク、注文内容の復唱、クロージングまで、実際の通話の流れに沿ったシナリオで進める。相手がAIのため失敗を恐れず何度でも挑戦でき、断られた場面への対応を重点的に磨ける。評価は自社で定めた項目に基づき、薬機法に配慮した表現や価格条件の説明などをAIが一律にチェックする。トークスクリプトの資料からシナリオを自動生成できるため、案件ごとの練習環境も短期間で用意できる。
導入により、相手役や採点に割いていた管理者の工数は削減される。スリーフラッグスは、生まれた時間をオペレータ個別の指導や応対品質の改善に充て、新人の早期戦力化と東京・長崎での育成水準の統一を図る。
2026年10月27日 13時34分 公開
2026年10月27日 13時34分 更新