JTP、生成AIを組み合わせた書類データ化機能『AI OCR Web』を提供開始

JTP(東京都品川区、為田光昭代表取締役社長)は2026年10月21日、生成AIの業務活用を支援する『Third AI 生成AIソリューション』に、紙やPDFの書類をデータ化する新機能『AI OCR Web』を追加した。書類の種類ごとに事前設定をしなくても、記載内容を項目別に整理したデータへ変換できる。

開発の背景には、生成AIやAIエージェントが社内情報を正しく参照できるよう、データを「AI Ready」な状態に整える需要の高まりがある。企業には請求書や申込書、点検表、アンケートなど、紙やPDFのまま保管された書類が多く残る。従来のAI OCRは読み取り位置や項目を指定するテンプレートを書類ごとに用意する必要があり、様式が取引先で異なる請求書や手書き書類、レイアウトが複雑な報告書の処理に工数がかかっていた。

 

 

新機能では、OCRエンジンの文字認識に、生成AIの画像認識と文脈理解を組み合わせた。書類全体の内容を意味に基づいて解釈し、「請求日」「合計金額」といった項目に振り分ける。処理はアップロード、テンプレート選択、AIによる解析、確認・出力の4段階で進む。AIが作成した結果を担当者が原本と照合して確定する方式とし、業務に必要な正確性を担保する。

テンプレートは、請求書や見積書、管理表、図面のプリセットから作れる。自社の帳票や過去の文書をサンプルとして読み込ませれば、AIが抽出項目の案を示す。作成済みのテンプレートは繰り返し使えるため、同じ書式を定期的に扱う業務に向く。

読み取りモードは、項目や明細を抽出する「項目定義」、一覧表や台帳を対象とする「管理表」、文書全体をテキスト化する「Markdown変換」の3種類を用意した。確認画面では原本の該当箇所をハイライト表示し、AIの信頼度が低い値には「要確認」の印を付ける。まとめてスキャンしたPDFは、ページ指定のほか、AIが提案する境目に沿って書類ごとに分割できる。出力形式はCSV、JSON、Markdownで、複数ファイルの結合やZIPでの一括出力にも対応する。

『Third AI 生成AIソリューション』は2023年6月の提供開始以来、150社以上の企業・組織で生成AIの安全な利用を支えてきた。顧客のクラウド環境にシングルテナントで導入する形態を採っている。

2026年10月22日 15時21分 公開

2026年10月22日 15時21分 更新

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