ベルシステム24ホールディングス、シンカー社を子会社化

ベルシステム24ホールディングスは9月1日、データマーケティング事業などを手掛けるシンカー(東京都千代田区、藤縄義行代表取締役社長)の株式を70%取得し、子会社化した。

改正電気通信事業法の施行によるCookie(クッキー)規制などを背景に、企業が自社で保有する店舗やWebサイトでの顧客の購買データなどの活用に加えて、電話やメール、チャットなどのコンタクトセンターに蓄積するVOCの活用が見直されている。また、顧客のニーズが多様化するなか、属性や行動履歴などの収集から分析を行うデータプラットフォームのCDP(Customer Data Platform)や、マーケティング活動を自動化するMA(Marketing Automation)ツールを導入し、顧客ごとに最適化した提案の実現への取り組みが推進されている。その一方で、データ活用やマーケティング戦略の策定に課題を抱える企業も多い。

ベルシステム24グループでは、こうした悩み事に対し、シンカーのデータマーケティングやAI関連プロダクト開発に関する知見を活用。コンタクトセンターを運営し、VOC活用を推進してきたノウハウと融合させることで、データ利活用型「マーケティングBPO」体制の構築を促進する。さらに、マーケティング領域の知見などを持つパートナー企業との協業も視野に入れ、マーケティングBPO事業として、2027年度末までに100億円の売上創出を目指す。


▼ベルシステム24グループ、シンカーの主な取り組み 
※ベルシステム24ホールディングスHPより抜粋

・データマーケティング事業でのサービス開発
データマーケティング領域の一気通貫でのBPO体制の構築
「個客」ごとに最適化された販促・営業活動および顧客対応に向けたVOC活用によるAI予測モデルの開発
・データマーケティング領域での人材育成
両社での共同プロジェクトの推進などを通じた、ベルシステム24グループ内でのデータエンジニア・データアナリスト、マーケティングプランナーなど専門スキルを持つデジタル人材の育成強化

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年09月15日 07時00分 更新

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