オリックス生命保険
長崎ビジネスセンター
長崎市の中心部、長崎港にほど近いオフィスビルに立地しているのが、オリックス生命保険のコールセンターだ。
「保険コールセンター激戦区」である長崎市において、現段階では同業界で最大級の規模を誇る。最大の特徴は、「新卒正社員」に特化した採用と、それに最適化した人材教育を施している点だ。
生命保険会社のコールセンター対応は、大きく保全業務と請求業務に分けられる。新卒で入社した社員は、保全対応の研修後、呼量が増え始める秋〜初冬に向けて受電をスタート。その際、主に3年目の先輩社員がほぼサイド・バイ・サイドに近い形でフォローする。教育に当たる社員は志願制で、新人が集められたフロアでは熱心にその対応に聞き入り、アドバイスする姿が見られた。そのフロアでは、2年目の社員がより専門性の高い請求業務に挑戦する姿があった。
同センターは、「働きやすいインフラや設備」という点で出色の存在といえる。就業エリアのデスクは広く、椅子も座り心地の良さを優先して選択。休憩スペースにはウォーターサーバーや菓子類のほか、社員による周辺ランチ情報、趣味、コールセンターやビジネスに関する書籍も置かれている。
ひと息つける休憩スペースは各フロアに点在。なかでも上層階の広々とした休憩エリアからは、世界新三大夜景を望める県内屈指の観光名所、稲佐山と風光明媚で有名な長崎港を一望できる。土日も解放しており、試験勉強に利用する社員も多いという。とくに、資格を取得する必要がある1年目の社員は、試験前によく利用しているようだ。また毎年7月に同港で開催される花火大会では、この休憩エリアを社員の家族にも開放し、眼の前で打ち上がるダイナミックな花火を楽しんでいるという。
2025年は、県内の大学・短期大学すべてからの入社があったという同センター。生え抜きの管理者も多く、今後の進化も大いに期待できそうだ。






2025年10月20日 00時00分 公開
2025年10月20日 00時00分 更新