バーチャレクス・コンサルティング（東京都港区、丸山勇人代表取締役社長）は、コンタクトセンターCRM『inspirX（インスピーリ）』の最新版5.9の提供を開始した。
今回のアップデートでは、顧客データの閲覧制御機能を新たに追加し、マルチテナント環境での安全な運用に対応したことが主な特徴である。これにより、単一システム基盤上でも拠点・事業部・クライアントごとのデータ分離と管理が可能となり、セキュリティを維持しながら柔軟な運用を実現する。
具体的には、業務単位で顧客情報へのアクセスを制限できる機能を導入。企業の本社部門では横断的なデータの集約・分析が可能であり、アウトソーシング事業者においても複数クライアント間の情報遮断と低コスト運用が両立できる設計となっている（※別途オプション契約が必要）。
さらに、AIによる通話要約との連携機能も強化。音声認識で生成された通話要約を画面上で編集可能とし、検索性も向上。過去対応の履歴から迅速に情報を引き出すことが可能となり、対応品質のさらなる向上が見込まれる。
加えて、現場の利用者からの要望を反映し、業務変更や経過時間の表示、テンプレート機能の拡充、全文検索性能の改善など、50以上の機能改良を実施した。これにより、オペレータの利便性と業務効率が一層高まる見込みである。
バーチャレクスは、ユーザー企業の業務多様化・拠点分散化が進む中で、セキュリティと効率性の両立を支える基盤として同ソリューションの機能拡張を進めていくとしている。
2025年10月07日 13時03分 公開
2025年10月07日 13時03分 更新
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