コラボス
AIマーケティングシステム「UZ」
VOC分析に生成AIを活用する事例が増えつつある。コールセンターで蓄積した顧客とのやり取りも分析の重要な素材のひとつだ。コラボスが提供するAIマーケティングシステム「UZ(ウズ)」は生成AIモデル『Gemini』と連携してより高度なVOC分析を支援している。
顧客とのやり取りを記録した音声データの価値の最大化──コールセンターの存在意義を左右する取り組みに挑戦する企業は多く、こうした活動を支援するITソリューションも多数、存在する。コラボスが提供するAIマーケティングシステム『UZ』もそのひとつだ。
UZは、音声認識、感情分析、独自開発のAIエンジンを搭載しており、通話録音データをアップロードすることでAIによるVOC分析から生成AIを駆使した分析レポートや広告テキスト、FAQなどのコンテンツ作成までを自動化する。開発当初は、マーケティング領域での導入が中心だったが、近年は通販などコールセンターへの導入実績を積み上げている。プロダクト責任者の金原正行氏は、「1つのサービスで、音声データをさまざまな施策に活用できる点が評価につながっています」と説明する。
具体的には、通話録音データからフィラー(「えーと」「あのー」など会話の中で意味を持たない言葉)を自動削除、独自のサジェストエンジンを用いて話題ごとに重要なキーワードや感情スコアの高いフレーズを抽出する。
さらに、生成AIモデル『Gemini』との連携機能によって、音声認識で抽出した顧客のニーズや興味関心を基に、「顧客満足度の測定」「傾向分析」「会話評価」「FAQ」「改善点」などの目的に応じて、全8種類のコンテンツやレポートを生成する。コンテンツの生成は自然言語プロンプトで行えるため、従来の音声データ利活用のハードルの1つとされるITリテラシーや分析スキルは不要だ。

他のテキストデータを添付して、音声データの分析・解析結果と組み合わせた活用が可能な点も特徴のひとつだ。例えば、FAQ生成を目的とする場合、現行のFAQ一覧を添付して照合させることで、重複排除までUZ内で完結できる。
バージョンアップは、「誰もが簡単に音声データを利活用できる環境の実現」という観点で実施しており、直近ではGeminiとの連携によるコンテンツ作成機能の強化や、同社が提供するAIコールセンターシステム『VLOOM』とのシステム連携を実装した。今後は、生成するレポートのアウトプット形式にテキストを追加し、トークスクリプト・マニュアル作成の自動化ニーズに応える予定だ。
2025年09月20日 00時00分 公開
2025年09月20日 00時00分 更新