ITSO(東京都港区、北川伸一/深野靖浩代表取締役)は2024年10月、生成AIを活用したコールセンター向け自動音声ボット「AI-Call Agency」をリリースした。同ツールは、コールセンター業界が抱える人手不足の解消を目的に、インバウンド業務(問い合わせ対応や予約・注文受付)およびアウトバウンド業務(商品案内やアポイント取得、入金督促、アンケートなど)業務の自動化を支援するもの。
主な特徴
① 正確な音声識別と自然な話し方の半合成音声
自動音声認識やノイズ低減機能により、不要な環境音を排除し、クリアな音声で認識。多言語対応が可能。半合成音声技術により、人間に近い違和感のない発話が可能。
② 質問理解と学習
複数の質問内容を同時に処理し、顧客の意図や要望を正確に理解できる。自己学習が可能で、ナレッジを基に応対精度を高められる。
③ 会話ログのテキスト化とAPI連携
顧客との会話内容はすべて自動でテキスト化され、CTI・CRMシステムにAPIを通じて連携可能。
④ 有人対応への自動転送
自動応対時、有人での対応が必要もしくはAIが顧客の意図を十分に理解できないと判断した場合、有人転送可能。SMS連携機能も搭載。
利用シーンの確認から本番運用まで、2カ月程度で実装可能。
本番運用までの流れは以下の通り。
・Step1. 利用シーンの確認(1~2週間)
利用シーンの定義、スクリプト確定、戦略確定
・Step2. 音声生成(1~2週間)
AIトレーナーで音声を生成、音声認識・音声合成
・Step3. プレ運用(4~8週間)
運用開始前のテスト運用、効果測定、ROI試算
運用費用は、応対時間にのみ課金され、オペレーション待機中の費用は発生しない。
2024年11月08日 10時41分 公開
2024年11月08日 10時41分 更新