本誌記事 ソリューション マツリカ「Mazrica」

マツリカ「Mazrica」

ノーコードで開発・運用の内製化を実現!
AIが次の行動も提案する“次世代型SFA”

SFAツールが登場して長い時間が経過した。だが日本においては、「IT人材の不足」など、さまざまな理由で躊躇・運用中断を余儀なくされる企業が目立つ。マツリカが提供する「Mazrica」は、契約から導入、分析・改善案提示までの期間がわずか1カ月。ノーコード開発や機能強化、AIによるサジェスト機能など誰もが簡単に使えるソリューションとして活用されている。

 マツリカが提供する「Mazrica」は、商談などの営業活動データを分析し、次のアクションを自動提案する機能を提供する“次世代型”のSFAだ。「とくに重きを置いているのが“成果にコミットする”こと。SFAは競合も多い市場ですが、多くのソリューションは多機能である分、導入前の設定に時間とコストがかかり、挫折する企業も多く見受けられました。とくに日本国内の事業会社においては、社内のIT人材に限りがあるという課題もあります」(CRO 山本剛義氏)。

 そこで、必要な機能を絞り込んだうえで、ノーコードで導入までの設定が完了でき、運用開始後も改変を容易にできる機能を提供するのが同ソリューションだ。契約から利用開始、分析・示唆を出すまでに要する期間は約1カ月。入力データは手書メモを携帯カメラで撮ってアップロードすることで自動入力が完了するほか、音声でも入力できる。

ネクストアクションは
搭載AIが自動サジェスト

 取るべきネクストアクションの提案や、起こり得るリスクの提示などは、搭載されたAIによりすべて自動化されている。

 画像1の「インサイト」では、たとえば「クライアントが所属する業界における失注率の傾向」「カウンターパートが“部長”の受注率は低い」などの傾向リスクを表示。予測契約日を含め、予測の確度まで表示される。

インサイト
画像1:インサイト

 また、画像2の「案件ボード」ではリード、アプローチ、ヒアリングなど営業ステータスごとにクライアント企業名が並んでおり、色別に「最終提案をして1カ月経過」などの状態(ヘルススコア)も把握できる。これにより、どの企業を優先的に対応すべきか、迷わず瞬時に把握可能だ。人が考える工数を減らし、次の工数に最短かつ効率的に取り組めるよう支援している。

案件ボード
画像2:案件ボード

 ITツールは、成果の創出が常に求められる。同社のソリューションは「コミュニケーションの質を高め、成果につなげる」ことに着実にコミットするものといえる。

(月刊「コールセンタージャパン」2024年10月号 掲載)

2024年09月20日 00時00分 公開

2024年09月20日 00時00分 更新

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