HubSpot、ChatGPTと連携する「HubSpot deep research コネクター」を提供開始

HubSpot Japan(東京都千代田区、ダン・ボグナー日本法人代表)は6月6日、CRM搭載のプラットフォーム「HubSpot」に、生成AIを活用するための新機能を発表。ChatGPTとの連携機能「HubSpot deep research コネクター」の提供を開始した。

 

今回の取り組みは、同社が抱える中堅・中小企業の業務効率化と生産性向上を支援することが目的。コネクターにより、ユーザーはChatGPT上で質問を投げかけ、HubSpotアカウント内のデータを踏まえた回答を得ることができる。部門別の利用例は次の通り。

 

マーケティング担当者:「最近のリードの中で最もコンバージョン率の高いセグメントを特定してください。そしてそのセグメントのエンゲージメントを向上させるための自動メールワークフローを作成してください」と依頼、その回答を参考にしながらHubSpotでワークフローを作成する

 

営業部門:「業界、年間売上高、利用ツールを元に注力対象となり得る企業をセグメント分けしてください。そしてその中から、営業機会があるセグメントを提案してください」と依頼、営業機会を特定し、HubSpotを利用してプロスペクティング活動に利用する

 

カスタマーサクセス部門:「支援の余地がある非アクティブユーザーを特定し、再エンゲージメントとパイプライン復活のための施策を提案してください」と依頼、HubSpotでそれらの施策を実行して解約リスクを下げる

 

カスタマーサポート部門:「カテゴリー別に問い合わせ量の季節性を分析し、翌四半期に必要となるサポート人員数と配置を提案してください」と依頼、必要とされるリソースを予測する。そしてHubSpotのBreeze 顧客対応エージェントを活用してサポートチケットの急増に対応する

 

同社は今後も、中堅・中小企業が最新かつ高度な技術を事業に活用していけるよう、先進機能の開発を推進していく方針だ。

2025年06月13日 13時50分 公開

2025年06月13日 13時50分 更新

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