日本カスタマーサクセス協会は、このほど「カスタマーサクセス白書2026」を公開した。
同白書は、国内のカスタマーサクセスの実態を継続的に記録・分析する調査レポート。昨年版同様、回答者をSaaS企業と非SaaS企業に分類し、両者の比較を通じて市場の実態と変化を可視化している。
調査は、2026年2〜3月にかけて、インターネット調査として実施。有効回答数は907件だ。回答者のうち、327名がSaaS企業を中核としており、売り上げ規模はSaaS・非SaaSともに「100億円以上」が最も多い。収益モデルはSaaS企業はサブスクリプションが77.1%を占めている。
「カスタマーサクセスへの取り組み状況」を聞いた結果が下図だ。
「十分行っている」がSaaS企業で30.6%と前年度調査とより11.1ポイントも向上している。一方でSaaS企業は「十分行っている」が11%で前年度調査より7.3ポイント減少。協会では、「効果のある活動に絞り込む精査期に入った」と分析している。
一方、経営のカスタマーサクセスに対する理解は、SaaS企業が「完全に理解している」が28.8%に対し、非SaaSは12.3%にとどまっている。ここでも、「実効性をシビアに見極めている」状態が伺い知れる。

実際に「カスタマーサクセスに効果を感じているか」を聞いた結果が下図だが、「非常に感じている」という比率はSaaS、非SaaSともに微減。協会では、とくに「非SaaSは効果特定が難しく、導入の正当性を証明するための可視化が喫緊の課題」としている。

同白書は、ここからDL可能で、6月11日には解説セミナーをオンラインで実施予定。申し込みを受け付けている。
また、7月1日には、コールセンタージャパン・ドットコム/CSMEDIA主催のオンラインセミナー「CSDay!2026 Vol.1」を開催、そのエンディングセッションで山田会長が「AI活用」にフォーカスした回答結果について解説する予定だ。申し込みはこちら。
2026年06月01日 12時50分 公開
2026年06月01日 12時50分 更新
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