CRM導入・活用支援を手がける100(ハンドレッド、東京都世田谷区、田村 慶代表取締役)は6月、営業・マーケティング・カスタマーサクセス(CS)チームの定型業務をAIエージェントで自動化するサービス「100 Agent Works」の提供を開始した。
同サービスは、これまで人手に頼ってきた営業の議事録・お礼メール作成やCRM入力、マーケティングのブログ構成・コンテンツ作成・SNS投稿、インサイドセールスの架電要約・フォローアップメール、CSの問い合わせ一次応答・解約検知・定期フォローといった定型業務を、AIエージェントが代替・自動化するもの。HubSpot、Salesforce、kintone、Notion、Google Workspaceといった主要ビジネスツールに対応しており、とくにHubSpotは「HubSpot Eliteパートナー」で実績が豊富だ。
料金体系は月額稼働型が月額15万円から。アプリ作成型は要見積もりとなっており、最短1カ月での稼働を目安としている。
サービス開始の背景には、企業のAI活用が普及する一方で、実際に測定可能な成果につながるケースが極めて少ないという現状がある。同社代表取締役の田村 慶氏は、「企業の生成AIパイロットのうち、測定可能な成果に届くのはわずか5%」と指摘したうえで、「その原因はツールの問題ではなく、AIを業務プロセスに適切に組み込めていないことにある」と説明している。
市場規模の観点でも、AIエージェントへの注目度は急速に高まっている。Gartnerの予測によれば、エージェント型AIソフトウエアへの世界全体の支出は2025年の864億ドルから2026年には2065億ドル(前年比2.4倍)へ拡大し、2027年には3763億ドルに達する見込みだ。法務特化のHarvey(評価額110億ドル)、カスタマーサービス特化のSierra(評価額158億ドル)など、業務特化型AIエージェント企業への大型投資も相次いでいる。
100は2018年2月設立。HubSpotのElite パートナーとして400社以上のCRM導入を支援してきた実績を持つ。今回のサービスは、こうした豊富な業務プロセス設計・運用支援の知見を基盤に、AIエージェントと実業務の橋渡し役を担うことを目指す。
2026年07月02日 11時15分 公開
2026年07月02日 11時15分 更新