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ブロードマインド、独自開発のコールセンター向けシステムを販売開始

ブロードマインド(東京都渋谷区、伊藤 清代表取締役社長)は、独自開発したコールセンター向けシステム「broad connect(ブロードコネクト)」の販売を2023年8月から開始する。主な対象は金融・保険業界のコールセンターで、テレアポ(発信業務)に特化している。

同システムは、CTI(Computer Telephony Integration)とスマートフォンを連動させ、従来のフリーダイアルやIP電話からの発信と、パソコン上からスマートフォンを経由した携帯電話による発信を円滑に切り替えることが可能。そのため、「0120」や「0800」ではなかなかつながらない架電でも、接続率(コンタクト率)の向上に寄与する。また、携帯電話のかけ放題プランを利用することで、通話料の削減にもつながる。なお、CTIとスマートフォンの連動機能は、Widsley(東京都渋谷区、髙橋弘考代表取締役社長)が保有する特許技術を利用している。

さらに、CTI上でオペレータの勤務時間の入力および管理ができ、レポート機能と組み合わせた時間生産性(1時間あたりのアポイント獲得率)を自動算出できるため、SVなど管理者の業務効率の向上が期待できる。

ブロードマインドは、クレジットカード会社などと業務提携を行っており、自社のコールセンターを完備。専任のオペレータが提携先企業のサービスの案内や、アポイントの架電を行うなかで、固定番号やフリーダイアルによる接続率の低下や、事業拡大に伴う通話コストの増大を課題視していた。また、企業ごとに集計方法や報告内容が異なるため、既存のCTIシステムでは集計に手間がかかっていた。このため、CTIの内製化に着手、現場業務に即した機能要件を盛り込んだ本製品の開発に至った。

2024年01月31日 18時11分 公開

2023年08月04日 11時29分 更新

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