トランスコスモス、子会社と「コールセンター・コンサルティングサービス」を提供

 トランスコスモス(東京都渋谷区、奥田昌孝社長)と、調査・分析専門の子会社であるトランスコスモス・アナリティクス(東京都渋谷区、河野洋一社長)は、顧客接点のマルチ化に向けた「コールセンター・コンサルティングサービス」の提供を開始した。

 同サービスでは、トランスコスモス・アナリティクスがこれまで提供してきたコールセンター関連サービス(顧客満足度調査やモニタリング/ミステリーコールなど)の評価指標を再構築したものを用いて、マネジメントとオペレーションを総合的に診断する。

 具体的には、「Y年後に現状のCSを維持したままX億円の運営コスト削減をはかる」など、コールセンター変革に向けたビジョン(あるべき姿)を定義したうえで、財務(売上/コスト)、顧客満足(CS)、業務プロセス(システム/オペレーション)、学習と成長(教育/研修)の4つの視点から調査・診断。そこで得られた現状とあるべき姿のギャップ(課題)を分析し、コールセンターのKPI/SLAの再設計、顧客接点のマルチ化や事業所のリロケーション、最新技術や自動化ツールの導入要否検討、顧客情報やVOC/ソーシャルメディア活用方針の作成、採用/教育制度の見直しなどを行い、顧客視点と企業視点、収益効率と事業成長のバランスが取れたコールセンター変革ロードマップを作成する。

 この指標に準拠することで、HDI、J.D.パワー、JCSIなどの第三者機関の格付けのランクアップや、CS向上やVOC活用による自社ブランドやコールセンターのプレゼンス向上など、副次的効果も期待できるという。

 同社は、「コールセンター・コンサルティングサービス」を提供する専門部隊を設置し、2013年度1億円の売り上げを目指す。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年07月09日 14時58分 更新

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