カラクリ、オンライン上の行動予測・離脱防止サービスを提供開始

AIソリューションを提供するカラクリ(東京都中央区、小田志門代表取締役CEO)は、オンラインサービス運営企業向けに行動予測・離脱防止サービス「KARAKURI rescue」の提供を4月5日から開始する。

コロナ禍を背景とした外出自粛によりEC利用者が急増する一方、ECサイトを店舗の代替として機能させられている企業は少ない。同社がEC・金融などのオンラインサービス利用者2080人に対して実施したアンケート調査(図1)でも、商品やサービスに疑問・不満を抱いても問い合わせることなく離脱してしまうサイレントカスタマーが70%以上を占めることが判明。また、そのうち29.2%が競合サイトで購入したという結果が出ている。


調査結果
図1 アンケート調査(n=2080)の結果

KARAKURI rescueは、オンライン上の顧客の行動をAIで予測し、離脱防止を支援する。具体的には、オンラインサービス利用者の「ログインできない」「手続き方法がわからない」といった離脱につながる疑問や不満を予測し、自動でアイコンメッセージをポップアップさせるなどして離脱抑止を図る(図2)。これらの予測は、チャットボット(KARAKURI chatbot)などの会話データや各サービスの特徴に合わせた行動データなどから、カスタマージャーニー上の痛点をAIが分析した結果に基づく。

AIが予測
図2 「KARAKURI rescue」の活用イメージ

利用料金は、個別見積り。
 

2024年01月31日 18時11分 公開

2021年03月24日 14時35分 更新

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