日本NCR、金融機関向けテレビ窓口ソリューションを発表

日本NCR(東京都中央区、小原 琢哉代表取締役社長)は8月18日、金融機関向け次世代テレビ窓口ソリューション「NCR Interactive Teller Essentials(エヌシ-アール インタラクティブテラー エッセンシャルズ)」を発表した。 

マイナス金利による収益の圧迫、人口減少などによって厳しい経営環境にあるドイツの金融機関で導入が先行、成果を出したノウハウを取り入れ、日本国内の金融機関向けに特化したもの。
カメラと各種デバイスを通して遠隔地の窓口業務担当者と顧客をリアルタイムに接続することで、現金処理を伴わないほぼすべての取引や相談業務の無人化を実現する。
これにより、店舗・人員の最適配置による業務効率化が向上が期待できそうだ。

【ソリューションの特長】
・センターにいる金融機関担当者とテレビ電話を介することにより各種取引・相談が可能
・現行の店頭タブレット端末をテレビ窓口の顧客申込用端末として利用できるため、資産の有効活用が可能
・無線化(モバイル化)による柔軟なレイアウト変更、一時的に必要な場所への設置が容易
・マルチ言語に対応
・キャビンは店舗に合わせて自由にデザイン可能。新型キャビンは、プライバシーに配慮しつつ、落ち着いた空間の提供を重視。

【期待される導入効果・用途】
・窓口行員の配置転換による収益拡大、人員コストの効率化
・柔軟な人員構成が可能となり、既存店舗の廃店を回避、取扱業務範囲を維持することによって、顧客満足度の維持向上が可能
・取引を記録することにより、サービス向上、トラブル防止や迅速な解決への対応が可能
・複数カメラと最新の遠隔技術により、従来のテレビ窓口システムとは一線を画すストレスフリーの顧客体験
・ソーシャルディスタンスの確保に最適
移動店舗車両への搭載による営業範囲の拡大
・移動・設置が容易なため、災害発生時には被災地で迅速な営業再開が可能
・外国人来店時の対応
・営業時間の延長による顧客利便性の向上

【製品概要】
・開放的なブースにすることで居心地の良い空間を作りつつ、プライバシーにも配慮した設計
・23インチの大型スクリーンを2つ採用。臨場感のある窓口環境を再現
・高精度スキャナ、カラープリンタを装備。スムーズなドキュメント情報のやり取りを実現
・顧客側上部設置のカメラにより店頭タブレットの入力や申込書の記入を丁寧にサポート
・テラー側設置のカメラにより手書きメモなど非電子媒体のドキュメント情報も共有可能
・顧客の希望する取引に応じて専門の担当者を自動的に呼び出すことが可能

 

2024年01月31日 18時11分 公開

2020年08月28日 13時53分 更新

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