トリノリンクス、通販事業者向けデータ分析サービス『ランクダウン プロテクション』開始

 トリノリンクス(東京都渋谷区、三田栄一郎社長)は、通販事業者が気づかない間に進行している4つの事象を解決するデータ分析サービス 『ランクダウン プロテクション』 の提供を、2020年5月25日より開始した。

 通販事業は継続客の売上が収益の源。一般の通販企業は、購入から1年以内の顧客を継続中とみなしているが、顧客の動きはそれほど簡単ではない。購入から1年以内であっても、以下の4つの深刻なランクダウン(購買力低下)が起きている。しかし、多くの企業はその事実に対応できていないのが実情だ。

1.VIP客のランクダウン:VIP客が一般客にランクダウンして、購入額が減少する事象
2.一般客のランクダウン:一般客が休眠客にランクダウンして、購入額が減少する事象
3.休眠客のランクダウン:休眠客がランクダウンして、ほとんど購入が見込めなくなる事象
4.上位客のランクダウン:VIP 候補の上位客がVIP になり損ね、購入額が減少する事象

 これを防ぐには、データ分析が必要となるが、そのハードルは高く、利用しづらいのが実態だ。大量の実績データを分析すると料金は数百万円になり、結果が出るまでに2~3カ月を要するケースも珍しくない。今日のデータ分析は「使いたいときに使いづらいサービス」になっていることが多い。

 『ランクダウンプロテクション』は、分析結果の活用目的を上記4つの課題解決に絞ったデータ分析サービス。同社独自の分析手法“Another Sky”を利用することによって納期を2週間に短縮。さらに、利用料金を分析相場の10分の1に圧縮して「使いたいときに使えるサービス」を実現した。同サービスの利用に際し、個人情報の開示は一切不要で、ユーザー企業は保有する実績データを出力するだけで済む。同社がデータを解析し前述の4つの事象に該当する顧客を特定、その分析レポートと顧客番号ファイルを納品する。ユーザー企業はメール、ダイレクトメール、SMS、電話等々、得意とする方法で、何回でも自由に、当該顧客へアプローチすることができる。

 『ランクダウン プロテクション』の利用効果(事例)は以下の通り。ここでは実施効果をイメージできるよう、それぞれの施策で100名のランクダウンを防いだ際に、その後「6カ月間の売上金額を一律10,000円」として算出している。


 価格は、年間受注額に応じて2つのプランがある。6カ月以内の再利用時は継続料金で利用可能。

2024年01月31日 18時11分 公開

2020年05月28日 08時48分 更新

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