トランスコスモス、音声認識・意図理解を活用した「電話自動受付サービス」を開始

 トランスコスモス(東京都渋谷区、奥田昌孝社長兼COO)は、BEDORE(東京都文京区、下村勇介代表、親会社:PKSHA Technology)が提供する音声認識・意図理解アルゴリズム音声対話エンジン「BEDORE Voice Conversation」を活用した「電話自動受付サービス」の提供を開始する。

 顧客が企業へ問い合わせる方法として、チャットなどノンボイス利用者は増加傾向にあるが、電話や公式Webサイト(PC)といった従来チャネルの利用率は依然として高い状況にある。トランスコスモスでは、電話受付業務の人件費削減や業務効率化を実現するため、音声認識・意図理解アルゴリズムを活用した「電話自動受付サービス」を開発した。

 同サービスのプラットフォームには、音声認識・意図理解アルゴリズムである音声対話エンジン「BEDORE Voice Conversation」を採用。BEDOREがこれまで培ってきたチャットおよび音声におけるアルゴリズムを活用した自動対話のノウハウと、トランスコスモスの問い合わせデータ分析のナレッジを活かし、顧客からの電話による問い合わせを合成音声で自動化し、オペレータを介することなく電話受付の完了を実現した。

 トランスコスモスでは、企業主催のセミナーやイベントの参加の受付、EC・通販などにおける商品の受発注などの電話受付での利用を想定している。また、定期的にトークフローの編集や発話速度の修正、チューニングなどを行うことでPDCAを回すことも可能。さらに、クライアント企業の既存IVRフローから「電話自動受付サービス」の電話番号へ転送するだけで利用できるため、大規模な開発は必要なく、最短2週間で導入が可能になる。

<セミナー予約時のサービス利用イメージ>※クリックで拡大



 同サービスと、トランスコスモスが独自開発したAPI連携プラットフォーム「DEC Connect(デック コネクト)」を同時に導入することで、クライアント企業のシステムと連携し、WebサイトやLINEでの行動データに、電話応対履歴のデータを統合し、顧客の全行動履歴データを活用したマーケティングを実現することができる。

<行動履歴データ活用イメージ>※クリックで拡大



 セミナー予約完了後の確認メッセージや、セミナー終了後のフォローアップメッセージなどを、電話対応履歴データを起点として発信可能となる。



 

2024年01月31日 18時11分 公開

2020年04月16日 12時00分 更新

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