TMJ、テキスト自動分類BPOサービス「i.C.text」を販売開始

 コールセンター/バックオフィス(事務処理センター)の構築・運営を行うセコムグループのTMJ(東京都新宿区、丸山英毅社長)は、AIを活用したテキスト自動分類BPOサービス「i.C.text(アイシーテキスト)」の販売を2018年9月中旬より開始する。

 同サービスは、これまで人が判断して行ってきた大量のテキストデータ分類を、AIで自動分類することで、データ分析の高速化を実現。データ活用をより身近な存在とすることで、企業競争力の向上に寄与する。具体的には、コールセンターに集まる顧客の声(VOC:Voice of Customer)やSNSなどのWeb投稿の監視や分析データの活用、応募者データ分析による採用領域での人事戦略など、幅広い活用ニーズに応える。

■開発の背景
 コールセンター業界では、日々多くの顧客接点の中で生まれる音声データのテキスト化技術が既に広く利用されている。しかし、大量のテキストデータから的確かつ必要な情報を抽出・チェックするには、経験を積んだスタッフの高度な目利きが求められるとともに、データ処理・分析を高頻度で実施する必要がある。このように企業戦略策定や他業務への展開などを行うには高いハードルがある中、TMJでは機械学習でテキスト分類の精度を高める検証を2016年より実施。以後、コールセンターでのVOC分析による戦略策定への活用や、大量文章の校閲業務の受託など、多くの実務経験を積んできた。この度、その効果と幅広い業界への展開が可能であると判断し、本格的なサービス化をすることとなった。

■サービスの特長
 TMJでは、事業運営で培ったVOCの分析・活用のノウハウや、AI導入のコンサルティング経験をもとに、大量のテキストデータをAIで分類するサービスを提供する。豊富な経験を持つアナリストがデータの前処理や設定、結果の加工などをサポートし、得られた分析結果を事業活動へ活かす体制を高次元で実現していく。また「費用対効果」への不安課題を感じているクライアントの声を踏まえ、テスト的に効果検証が可能なサービスラインアップも揃えている。

主な特長
1.業務の効率化 : テキストを「読む・判断する・分類する」作業をAIにより自動化
2.生産性向上 : 有人では不可能な大量のデータを正確に処理
3.納期短縮 : 自動化により、スピードアップを実現
4.コスト削減 : すべての作業工程を有人で対応するよりも安価
5.均一な品質 : AIにより、人による判断のブレを排除し、品質を均一に保つことが可能
6.柔軟な対応 : 有人対応を組み込むことで、例外的・突発的な処理にも対応

■サービスラインアップ
 「i.C.text PoC」と「i.C.text BPO」の2つのサービスをラインアップ。はじめに「i.C.text PoC」で費用対効果が検証できるので安心して導入検討できる。

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年08月31日 10時17分 更新

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