NEC、コンタクトセンターにおけるAI活用についてセミナーを開催

NECは、企業のカスタマーフロント(顧客接点)の充実をテーマに、「コンタクトセンターにおけるAI活用セミナー」を開催した。

冒頭、「コンタクトセンターの歴史と未来」というタイトルで、ビジネスクリエイション本部 コンタクトセンタービジネス推進グループ マネージャーの朝本純功氏が講演した。コンタクトセンターにおけるデジタルネイティブ世代への対応の変遷や、AI(人工知能)化のロードマップを説明。また、コンタクトセンターのあるべき姿や社会的価値についても言及があり、カスタマーサービス全般のグランドデザイン設計の重要性を説いた。




ビジネスクリエイション本部 コンタクトセンタービジネス推進グループ
マネージャーの朝本純功氏は、コンタクトセンターの変遷について講演した



続いて、「NECのAIの取り組みとカスタマーフロントへの適用について」と題し、スマートネットワーク事業部 事業主幹 大庭正裕氏が講演。音声認識技術に関しては、長年の開発実績のあるNECのアドバンテージを訴え、多言語音声対応、声認証など、カスタマーフロントを支援するテクロノジーとしてのAI活用推進について解説した。一方で、「“非AI活用”による課題解決施策も必要」との持論を展開した。


大庭氏
スマートネットワーク事業部 事業主幹 大庭正裕氏は音声認識技術について説明した


最後に、スマートネットワーク事業部 マネージャーの服部雅弘氏が、自社のコンタクトセンター向けAIソリューションについて、デモンストレーションを交えながら解説した。具体的には、「顧客の声(VOC)」活用の課題に対し、音声認識、音声解析、VOC解析、自動応答といった技術によって解決を支援する製品として「CSVIEW/VoiceOperator」を紹介。具体的な事例を示して解決策と効果について解説した。


 

2024年01月31日 18時11分 公開

2018年03月22日 17時32分 更新

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