NTTコミュニケーションズ、クラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」を機能強化

NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区、庄司哲也社長)は、ジェネシス・ジャパン(東京都新宿区、細井洋一社長)との協業により、クラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」の機能を強化、12月20日から提供を開始した。

Arcstar Contact Centerは、ジェネシス・ジャパンのコンタクトセンタープラットフォーム「PureEngage」を基盤とするサービス。PBX/ACD、レポート、IVRなど、コンタクトセンターに必要な機能をクラウド上で利用できる。通信事業者ならではの強みを活かし、音声回線もワンストップで提供可能だ。

今回の機能強化では、対応席数を1000席から2000席に拡張、大規模センターのニーズに応えた。複数拠点の運用を一元管理できるマネジメント機能も備えているため、多拠点展開型センターの選択肢になりそうだ。さらに、各拠点へのVoIPゲートウェイ装置の設置により、これまで提供していた「03番号」「050番号」に加え、「0ABJ番号(大阪06番号など)」を用いた発信が可能。リプレースにおいて、既存番号を引き継げるようになった。


このほか、オプション提供の通話録音機能における通話音声データの保存期間の上限を93日から7年に変更。サービスの提供基盤は東日本と西日本のデータセンターに分散して設置し、BCP対策の観点での運用性も高めた。

今後は、音声(電話)、メール、チャットなどをシームレスに管理するオムニチャネルや、音声マイニング、AIといった先進技術を取り込んでいく方針。

2024年01月31日 18時11分 公開

2017年12月22日 09時00分 更新

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