東京スター銀行、統合CRMシステムを刷新予定

 東京スター銀行(東京都港区、入江 優代表執行役頭取)は、富士通(神奈川県川崎市、 山本正已社長)のシステムインテグレーションのもと、CRMパッケージ「Microsoft Dynamics CRM」の稼働に向けて、構築を開始した。

 2011年に創業10周年を迎えた同行は、次の10年に向けた持続的な成長を実現するために、顧客接点であるCRMシステムを軸に情報基盤を整備することを決めた。

 既に導入しているメールや行内ポータルにクラウド型システム「Exchange・SharePoint」とMicrosoft Dynamics CRMを連携させることで、統合情報共有基盤を構築する。利用シーンは、メールでアプローチして顧客向けマイページ(個人向けポータル)へ誘導し、商品案 内、履歴からのフォローアップを行う顧客対応を想定している。今後、スマートフォン・タブレットPCを活用し、モバイルチャネルで営業強化にも着手する方針。

 Microsoft Dynamics CRMは、柔軟なシステム拡充やセキュリティ設定が可能なCRMパッケージだ。今回は、一般的なCRMシステムの標準機能である顧客・案件・コンタクトな どの情報管理に加え、口座開設申し込み・ローン審査をダイレクトチャネルや各店舗と連携し、CRMシステム内で機能するよう、カスタマイズする。富士通 は、今回の構築実績をベースに銀行CRMのテンプレートを用意し、地域金融機関向けの業種特化型CRMシステムとして積極的に拡販する方針。

2024年01月31日 18時11分 公開

2012年12月20日 15時22分 更新

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