TMJ、IBM Watson エコシステムプログラムに参画

  コールセンター・バックオフィスの構築・運営を行うベネッセグループのTMJ(東京都新宿区、丸山英毅社長)は、「日本語版Watson」を提供するソフトバンクとエコシステムプログラム契約を締結した。コールセンターにおける人工知能(AI)活用の強化に向け、研究開発を加速させる。

 IBM Watsonは、自然言語処理と機械学習を使用して、大量のデータから回答候補を抽出認知(コグニティブ)するテクノロジー。コールセンター業務においては、顧客とオペレータの会話から最適な回答を即座に提示するなど、オペレータ支援での活用が期待され、既に大手銀行などのコールセンターでの導入・研究開発が進んでいる。エコシステムプログラム契約の締結は、日本語版Watsonを活用した付加価値サービスの開発および顧客への提供を目的としている。

 TMJでは、企業のビジネス戦略/顧客戦略においてビッグデータやAIの利用が進む中、コールセンターへの活用を目的に、AI技術の研究を進めてきた。エコシステムプログラム契約の締結により、AI技術活用に向けた研究開発をさらに強化し、2016年度中にAI技術を用いたサービスの提供を目指す。オペレータの負荷軽減、ユーザー利便性の向上など、コールセンター運営にAI活用が欠かせない近未来を見据え、研究開発を推進していく方針。

2024年01月31日 18時11分 公開

2016年09月08日 11時59分 更新

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