日商エレクトロニクス、「音声一斉配信サービス」をコールセンター向けに発売

 日商エレクトロニクス(東京都千代田区、河村八弘社長)は、エクスパダイト(東京都千代田区、早川典之社長)の「音声一斉配信サービス」をコールセンター向けに販売開始する。顧客へのアプローチが自動化されるため、人為ミスが減ると同時に、コールセンターにおける業務効率化およびコスト削減が実現できる。

 同サービスは、登録した電話番号リストへ音声ファイル(WAV)を一斉に架電できることが特徴。数百~数千件の単位で携帯電話や固定電話にアウトバウンドを行って音声メッセージを伝える。ビジネスシーンでの活用を意識し、不通時のリトライ機能、通話の転送機能、配信結果のレポーティング機能など多彩な機能を実装している。

 同社は、労働人口の減少や人件費の高騰などでオペレータの確保が困難となっているコールセンター業界に向けて「オペレーターフリーモデル」というビジネスモデルを提唱している。その第一弾として昨年11月に、AOSテクノロジーズ(東京都港区、佐々木隆仁社長)の「双方向型SMS配信サービス」の提供を開始。通信キャリア各社の携帯電話にショートメッセージ(SMS)を自動配信することで、顧客アプローチを効率化するものだ。

 今回発売開始したサービスとともに、日商エレクトロニクスが提供する債権管理総合システム「ACC Professional Suite」と連携可能。同システムは、連絡先をリストアップして画面操作により自動的にフォローコールを行う「オートコール」機能を搭載している。このフォローコールを補助、または代替する連絡手段の一つとして音声一斉配信を活用することで、債権管理業務における効率的な顧客へのアプローチを実現できる。同社では、初年度販売目標として500万円を見込んでいる。


2024年01月31日 18時11分 公開

2015年03月03日 10時00分 更新

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