NTTアイティ、クラウド型音声認識サービスを販売開始

 エヌ・ティ・ティ アイティ(神奈川県横浜市、長谷雅彦社長、NTTアイティ)は、「HTML5ブラウザ上による音声認識サービス“SpeechRec for Browser”」の販売を開始した。

 同サービスは、NTTが開発したHTML5ブラウザ上で高精度な音声認識を可能とする技術を採用したもの。この技術は、従来、Webブラウザで音声認識を利用する際に必要だった事前のソフトウエアのインストールが必要ない。アプリケーション開発側にとっても、複数のブラウザに対応するための個別対応が不要というメリットがある。

 具体的には、W3C(World Wide Web Consourtium)で仕様策定が進んでいるJava Script APIを組み合わせることで端末、OSを問わずHTML5ブラウザから音声認識サービスの利用を可能としたもの。

 NTTアイティは、従来、日本語音声認識ソリューション「SpeechRec」を展開している。新サービスであるSpeechRec for Browserは、高機能な音声区間検出機能を備えた音声認識をブラウザだけで利用できるので、既存のWebページへの音声認識機能の追加も容易となる。また、他の利用企業との共有型サービスと異なり、専用の認識辞書を利用することで製品の固有名詞なども高精度で認識可能としている。

 同社では、今後Webページ作成ベンダー各社と連携した企業や自治体のWebサイトの価値向上など、音声認識の利用の幅およびシェア拡大を図る。

 販売開始は10月、価格は要問い合わせ。
 

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年09月17日 09時00分 更新

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