プラスアルファ・コンサルティング(東京都港区、鈴村賢治取締役社長)は、ロールプレイングツール『AIプラストーク』に「シナリオ作成支援機能」を加えた。AIとのチャットや社内資料の指定によって教材を自動生成するもので、これまで数時間かかっていたシナリオ作成を最短1分程度で終えられる。
『AIプラストーク』は、会話履歴などの社内データをもとに生成AIが顧客や商談相手、採用候補者のペルソナを再現し、音声対話で応対練習を行えるツール。練習後には生成AIが評価と改善点を即座に返す。コールセンターの応対や営業商談、採用面接などでの利用を想定している。

AIを相手にしたロープレ研修は広がりつつある一方、教材の作成が追いつかない、定型的な内容にとどまるといった課題を抱える企業は多い。シナリオ生成には適切なプロンプト設計が求められ、作成者のAIリテラシーによって教材の品質にバラつきが出やすい。組織拡大や新サービスの立ち上げに合わせ、教材を素早く更新する必要性も増している。
新機能では、「クレーム対応をテーマに高難度のシナリオを作りたい」といった自然な文章で要望を伝えると、AIがコンテンツを作成する。難易度の調整や強調点の変更も対話を通じて反映でき、最初から要件を固めておかなくても段階的に仕上げられる。営業資料や顧客対応マニュアル、研修資料をアップロードすれば、その内容を教材データとして取り込むことも可能だ。既存のトークスクリプトをもとに、新人向けのロープレを組み立てるといった使い方を想定する。
同社は、応対評価による課題抽出、シナリオ作成、AIロープレでの訓練、ダッシュボードでの振り返りという一連のサイクルを『AIプラストーク』で支援している。新機能はこのうちシナリオ作成の工程を短縮し、現場マネージャーが「今月の営業トーク改善」など時宜に合ったテーマの教材を素早く用意できるようにする。作成者を問わず一定水準の教材をそろえやすくなるため、作成業務の属人化防止にもつながる。ベテラン社員のノウハウを反映しやすく、組織内に散在する暗黙知を教材として共有できる点も特徴に挙げている。
2026年10月22日 15時26分 公開
2026年10月22日 15時26分 更新