杏林堂薬局、社内マニュアルの運用基盤にAIサポートシステム『ヘルプドッグ』を導入

杏林堂薬局(静岡県浜松市中央区、小河路 直孝代表取締役社長)は、店舗と本部が共通で使う業務マニュアルを集約・検索する基盤として、AIカスタマーサポートシステム『ヘルプドッグ』を導入した。

 

同社は1900年の創業以来、浜松市を拠点に調剤薬局とスーパードラッグストアを展開している。店舗スタッフが習得すべき業務は、調剤部門と物販部門の双方にわたる。調剤部門では機器・システムの操作、処方受付から服薬指導までの手順、調剤報酬に関わる事務処理がある。物販部門ではレジ操作、品出し・発注のルール、キャンペーンや季節商材への対応が求められる。こうした知識はマニュアルや動画の形で部署ごとに分散しやすく、業務の合間に目的の資料を探し出すのは難しかった。そのため、本部への電話確認やベテランへの口頭質問に頼る場面が増えていた。

そこで同社が採用したのが、AI検索を備えた『ヘルプドッグ』だ。これに先立ち、調剤部門ではAIマニュアル作成ツール『ヘルプドッグマニュアル』を運用しており、部門内の問い合わせを月320件から30件まで減らしていた。対応負荷が軽くなった分をマニュアルの作成・更新に充て、マニュアル数は300件から450件に増えて、業務の標準化も進んだ。この実績への信頼に加え、蓄積したマニュアルを店舗・本部の誰もが探しやすくなると判断したことが決め手となった。

『ヘルプドッグ』は、noco(東京都中央区、堀辺 憲代表取締役)が提供するシステムである。フォーム作成、FAQサイト、AIチャットボット、メール問い合わせ管理、ライブチャットの機能を1つにまとめ、AIが利用者の自己解決を後押しする。

杏林堂薬局によると、散在していたマニュアルを店舗・本部の区別なく一元的に管理でき、目的の情報にたどり着きやすくなった。マニュアルで調べても解決しない場合はフォームから問い合わせる、という一連の流れがシステム内で完結する点も評価しているという。

同社は、誰もが同じ情報にすぐ到達でき、無理なく更新を続けられる運用体制を整える。これにより店舗・本部の業務品質を標準化し、顧客や患者の満足度向上につなげる考えだ。

2026年10月13日 12時34分 公開

2026年10月13日 12時34分 更新

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