トランスコスモスグループ、ダイレクトマーケティングゼロと通販・EC・会員サービス向け事業で業務提携

 トランスコスモス(東京都渋谷区、奥田昌孝社長兼COO)と、調査・分析専門の子会社であるトランスコスモス・アナリティクス(東京都渋谷区、河野洋一社長)は、ダイレクトマーケティングゼロ(東京都渋谷区、田村雅樹社長、以下DM0)と業務提携し、見込み客をリピーター客に転換する顧客引上げプログラムのサービス提供を開始した。通販・EC・会員サービス事業者を対象に、2014年度内に10件の本格導入を目指す。

 顧客引き上げプログラムは、見込み客を効率よくリピーター客に引き上げるためのコミュニケーションプロセスをワンストップで支援するサービス。特徴は次のとおり。




■ダイレクトマーケティングの収益拡大の鍵は「F2転換率」
 通販・EC・会員サービス事業において収益拡大のカギを握るのは「F2転換率(本品引上げ率)」の改善だ。「F2転換率」とは、1回目購入後のトライアル利用者のうち、2回目購入に進むリピーターの割合を指す。会員サービスの場合、仮登録から本会員登録へと進む確率に該当する。見込み客を効率よくリピーター客に引上げるためには、調査・分析にもとづき、顧客ニーズにあった最適なメッセージやタイミングを明らかにし、ダイレクトメールなどの紙媒体、オンライン広告やWebサイト、コールセンターやメールなどのさまざまな顧客接点をうまく組み合わせた、コミュニケーションシナリオの全体設計が必要になる。

■クライアント企業の実態に応じた「顧客引き上げプログラム」
 トランスコスモス・アナリティクスが擁する60名超のデータサイエンティストによるビッグデータ分析や顧客の声(VOC)活用のノウハウと、2013年DMA国際エコー賞受賞や第27回全日本DM大賞5冠達成で知られるDM0が持つ「通販で勝つための成功法則」を組み合わせ、クライアント企業の顧客構造・業務実態にあわせた「世界にたった1つだけのF2転換プログラム」を作成する。リピーターに関わる調査・分析を行い、各種指標の目標値やアプローチのタイミングの設定を含めたコミュニケーションシナリオを設計し、紙媒体・Web・コール・メールを組み合わせたフォロープログラムの企画・制作とPDCAサイクル構築をサポートする。
 さらに、トランスコスモスグループが持つデジタルマーケティング領域のソリューションやコールセンターの運用・改善サービスなどを組み合わせ、統一感のあるダイレクトマーケティングプロセスを実現し、クライアント企業の収益拡大に貢献する。

■「RFMさっとみるキャンペーン」実施
 顧客引上げプログラムの本格導入に向けて、「RFMさっとみるキャンペーン」と題したトライアルキャンペーンを実施。同キャンペーンでは、クライアント企業からRFM(Recency, Frequency, Monetary)に関するデータを預かり、「F2転換率」や転換要因の実態把握のために、BI(Business Intelligence)ツールを使った自社開発プログラムによる簡易RFM分析を実施する。先着10社まで特別価格33万円で提供。

2024年01月31日 18時11分 公開

2014年01月27日 08時39分 更新

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