J.D. パワー、コールセンター満足度調査を実施

 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関、J.D. パワー アジア・パシフィック(東京都港区、鈴木 郁社長、略称:J.D. パワー)は、「2013年コールセンター満足度調査」を実施した。

 同調査は、「直近1年以内に企業のコールセンターに問い合わせをした一般消費者」を対象に、企業のコールセンターに対する満足度を聴取するとともに、各種活動実態を調べたもの。昨年初めて実施し、今年は第2回目。

 同調査では、「コールセンターを利用した企業の商品・サービスを今後も利用したいと思うか」を聞いており、コールセンターへの満足度と企業へのロイヤルティの関係を分析している。その結果、コールセンターへの満足度が1000点満点中800点以上と高い層の60%が「非常にそう思う」と回答していた一方で、満足度が低くなればなるほどその割合は低下し、500点未満の人においては、8%にとどまっている。

 なお、調査対象はパソコン・家電・電気製品メーカー、インターネットサービスプロバイダー、銀行、証券会社、生命保険会社、損害保険会社、クレジットカード会社、自動車メーカー、携帯電話事業者。満足度の測定にあたっては、コールセンター利用時に経験する領域(=ファクター)を設定し、各ファクターに関連する詳細項目への評価を基に1000点満点で算出している。各ファクターが総合満足度に与える影響度は、「担当者/オペレータ」(72%)、「自動音声案内」(28%)であった(カッコ内は影響度)。

 業界別では、最も満足度が高かったのは昨年に引き続き損害保険会社だった(図)。
 「担当者/オペレータ」、「自動音声案内」ファクター共にトップ評価だ。また、各ファクターを構成する詳細項目評価もすべてトップ評価となっており、損害保険会社におけるコールセンター満足度の高さが目立つ結果となっている。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年06月17日 15時02分 更新

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