IDC Japan、国内UC市場予測を発表

 IT専門の調査会社、IDC Japan(東京都千代田区、竹内正人社長)は、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場について2012年の分析と2013~2017年の予測を発表した。
 同社では、ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場を「UCプラットフォーム市場」「UCアプリケーション市場」「UCアプリケーションサービス市場」「UCプロフェッショナルサービス市場」のセグメントに分類している。また、この市場規模調査を「IPテレフォニー市場」「コラボレーティブアプリケーション市場」「IPコンファレンスシステム市場」「IPコンタクトセンター市場」の4つの市場に分類して、それぞれについて個別に市場予測している。
 2012年の国内市場規模は、前年比3.8%増の2008億9400万円と推定。円高/株安などの国内経済に対する不安要素があったが、企業の音声インフラリプレース需要が活発に推移したこと、IPコンタクトセンターシステム市場が堅調に推移した。
 2013年の同市場は、災害時事業継続対策需要、企業でのスマートモバイルデバイス利用、クラウドによる機能提供が進むと予測。また、近年のソーシャルネットワーキング技術のビジネス活用など、関連技術からの市場促進要因があるため、通年では前年比成長率3.3%となると同社では予測している。
 2013年以降は、企業のワークスタイル変化の要求による企業モバイルソリューション/ビデオコラボレーション/ソーシャルビジネスなどの新たな市場けん引要因によって堅調に成長し、2012年~2017年の年間平均成長率は3.5%で成長し、2017年には2381億3,700万円の規模になると予測している。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年06月10日 16時51分 更新

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