SOMPOホールディングス、グループ横断のダイバーシティ推進セミナーを開催

SOMPOホールディングスは、グループ内のコンタクトセンターで働く従業員向けのオンラインセミナーを開催した。

コンタクトセンターに多く在籍している女性社員にスポットをあて、多様化した職場の中でいきいきと働くための気付きを得ることを目的としたセミナーで、約300名が参加した。

損保ジャパンキャリアビューロー社長の小平恵子氏、SOMPOひまわり生命保険執行役員 コンタクトサービス部長 河合 佐知子氏が、これまでのキャリアでの豊富な経験やエピソードについて語った。

まず、仕事への向き合い方について河合氏が、「最初は怖いと感じがちだが、新しいことに思い切ってチャレンジしてみると成長を実感できます」と提言すると、小平氏は、「授業料を払っていた学生時代と異なり、社会人は会社に貢献し、その対価として給与をもらう」という社会人になる時に叔父から受けた言葉を紹介したうえ、「その初心を忘れずにいつも仕事に向き合ってきました」と説明した。

苦労したことについて、河合氏は「自分にも仲間にも知識経験がないことにチャレンジした時は、現場が疲弊するほど苦労が重なりましたが、仲間を信じて協力し合うことで乗り越えてきました」と振り返った。小平氏も、「新たなチャレンジにはどのポジションでも苦労しました。どれだけ大変でも諦めないことが重要です」と強調した。諦めずに取り組むためのポイントについて小平氏は、「お客様に苦労をかけていることを最優先に、問題解決の優先順位をつけて他部署と目線を合わせることで協力を得、共に解決に向けて動くことができた」と秘訣を明かした。

モチベーションを維持する方法について、河合氏は「モチベーションをコントロールしようとは思わず、基本的にはどのような仕事も楽しめるタイプですが、どうしても気分が上がらないときは気分転換をして切り替えるようにしています」と語ると、小平氏は、「希望と異なる異動になったときは落ち込んだが、やってみるとやりがいがあって、とても楽しかった」と振り返った。

最後に河合氏は、「コンタクトセンターの職員はテーマパークのキャストのようなもの。私たちの応対一つでお客さまの一日が台無しになるかもしれないし、思い出に残るものになるかもしれない。誇りをもってすばらしいセンターにしていきましょう。」とメッセージを送り、小平氏は「コロナ禍でさまざまな環境変化に戸惑うこともあると思うが、コンタクトセンターは
お客さまへ品質という見えない価値を提供する仕事であることを自負していただき、自信をもってキャリアアップにもチャレンジしてもらいたい」と締めくくった。

オンラインセミナーでありながら、参加者の多くがアイコンを使って拍手を示すなど盛り上がりを見せていた。



写真左:損保ジャパンキャリアビューロー社長の小平恵子氏
写真右:SOMPOひまわり生命保険執行役員 コンタクトサービス部長 河合 佐知子氏(左)
 

2024年01月31日 18時11分 公開

2021年11月24日 15時32分 更新

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