日本アバイア、ビデオ会議MCU新製品を発表

 日本アバイア(東京都港区、ロバート・スチーブンソン社長)は4日、ビデオとコンテンツの1080p/60fpsデュアルストリームに対応したビデオ会議MCU(多地点制御装置)「Scopia Elite 6000 Series MCU」および最大4拠点の多地点ビデオ会議をサポートするMCU機能内蔵オールインワンビデオ会議端末「Scopia XT Executive 240」の2製品の提供を開始した。Scopia Elite 6000 Series MCUは、既存製品と比較して優れたビデオ処理性能と高い拡張性を備えており、企業内での利用のほかクラウド型のビデオ会議サービス用システムとしても利用できる。

 スマートフォンやタブレット端末の普及により、会議室を予約することなくいつでもどこでもビデオ会議が利用できるクラウド型のビデオ会議に対するニーズがよりいっそう高まっている。これにより、ビデオ会議システムには幅広いインターネット帯域でのビデオ品質の確保、運用の効率化が求められるようになっている。

 Scopia Elite 6000 Series MCUは、品質が予測できないネットワーク環境でも画質の劣化を防ぐことのできる映像コーデック国際標準規格「H.264/SVC」と、30~50%の帯域削減により効率の良いネットワーク帯域の利用を可能にする映像圧縮符号化方式の国際標準規格「H.264ハイプロファイル」に準拠することで、最善の帯域使用と高品質の画像を提供する。これにより、例えば、従来は難しかった2Mbpsの帯域で1080p/60fps の高品質ビデオを提供することが可能となった。また、既存の「Scopia Elite 5000 Series MCU」と比較して2倍の高画質、5倍のポート密度により省スペースを実現したほか、消費電力も既存製品の半分に抑えており、運用コストを低減できる。

 さらにPCおよびモバイル端末用クライアントアプリケーション「Scopia Desktop」と「Scopia Mobile」により、クライアント端末のコストを抑えながら拡張性の高いビデオ会議を実現する。

 この度、同時発表する会議端末「Scopia XT Executive 240」は、MCU機能を内蔵し、Scopia DesktopやScopia Mobileと組み合わせることで会議専用端末だけでなく、PC、Macおよびモバイルでも最大4拠点の多地点会議を低コストで実現する。H.264/SVCとH.264ハイプロファイルに対応しているため、Scopia Elite 6000 Series MCUと組み合わせることでエンドツーエンドの高画質ビデオを実現できる。


Scopia Elite 6000 Series MCUのイメージ

■Scopia Elite 6000 Series MCUの特徴
1)クラウド型のビデオ会議サービスにも利用可能
2)インターネット環境でも高画質ビデオを実現
3)省スペース・省エネ


Scopia XT Executive 240のイメージ

■Scopia XT Executive 240の特徴

1)低コストで多地点会議を実現するオールインワンビデオ会議端末
2)インターネット環境でも高画質ビデオを実現
3)直感的な操作性

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年04月04日 12時07分 更新

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