ビーウィズ、在宅コンタクトセンター『Bewith Digital Work Place』提供開始

 ビーウィズ(東京都新宿区、森本宏一代表)は、在宅でのコンタクトセンター業務を可能にするサービス『Bewith Digital Work Place』の提供を6月30日から開始した。

 新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言の発令に伴い、多くの企業が従業員の在宅勤務に舵を切った。しかし、コンタクトセンターにおいては、「セキュリティ」や「システム」、「遠隔でのコンタクトセンターマネジメントの運用」など、コンタクトセンター独自の課題解消が難しく、大半の企業で在宅勤務対応が困難となっている。 緊急事態宣言が解除され、日常を取り戻しつつあるが、新型コロナウイルスの第2波への警戒に手を緩めることができない状況が続いている。またコンタクトセンターにおいても、従業員の安全と事業継続を両立する抜本的な課題解消が求められている。

 今回、提供開始する『Bewith Digital Work Place』は、ビーウィズのグループ会社が開発するクラウドPBX『Omnia LINK(オムニアリンク)』を活用した在宅コンタクトセンターサービス。
 在宅コンタクトセンター運営には、通信品質、セキュリティ、コミュニケーション、応対品質、労務管理、業務フローなどの課題がある。この課題に対して、Omnia LINKの機能にある、VPN活用などによるセキュリティ対策、在宅オペレータの稼働状況を可視化できるシートマップ、リアルタイム音声認識機能を活用した応対内容把握、管理者(SV)へのリアルタイム支援要請などにより、在宅コンタクトセンターの実現を支援する。
 また、ビーウィズがコンタクトセンター運営で培ってきたノウハウも併せて企画設計し、企業ごとの在宅コンタクトセンターの在り方を提案・支援していく。

 新型コロナウイルスの影響だけではなく、年々台風や地震などの災害・天災によってオペレータが出勤できず、コンタクトセンターを休業するケースも増えている。同社は同サービスを通じて、在宅コンタクトセンターを活用した「新しいコンタクトセンター様式」の実現に向けて取り組む方針だ。

■『Bewith Digital Work Place』概要

在宅でのコンタクトセンター業務運営を可能にするサービス
コンタクトセンターの在宅化のハードルを解消する以下機能を搭載した『Omnia LINK』(=Digital Infrastructure)で、自宅でもオフィスで稼働している状況と変わらない環境を提供


◇Planning(セキュリティ・教育)
VPN接続による在宅運営、全アクセスログ管理などによるセキュリティ対策、オンライン研修などを通じた人材教育が可能

◇Communication(コミュニケーション)
内線通話をビデオ通話にでき、互いに顔を見ながら話すことが可能。業務中に困ったときはすぐに在宅オペレータから管理者(SV)へ支援要請できる機能により、オペレータが安心して働ける環境を実現

◇Home ←→ Office(働く環境)
自宅とオフィスの両方を活用するハイブリットセンターや、複数拠点運営での同時管理機能など、複数の働く環境をシームレスにつなぐことが可能。在宅スタッフの稼働状況を可視化できるシートマップや、リアルタイム音声認識機能を活用した応対内容把握により、管理者(SV)の負荷軽減を実現

◇Operation(運営)
コールセンターやチャットセンターなどのコンタクトセンターだけでなく、バックオフィスBPOセンターといったさまざまなセンター運営にも展開が可能

2024年01月31日 18時11分 公開

2020年07月02日 13時07分 更新

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