カラクリとキャスター、コールセンターの「リモートワーク導入支援サービス」を開始

 カラクリ(東京都中央区、小田志門CEO)は、キャスター(宮崎県西都市、中川祥太代表)と連携し、コールセンター業界のリモートワーク体制を支援するサービスを、2020年3月19日より提供する。リモートワーク用にVPNで構築した「KARAKURI」シリーズの「リモートパック」を提供するとともに、導入時に欠かせない運用マニュアルや組織設計ノウハウを「Caster Anywhere」より支援し、スムーズなリモートワーク体制の構築を実現する。

 現在、新型コロナウイルスによるパンデミック宣言がなされ、世界各国の企業でリモートワークが義務化されている。コールセンター業界でもリモートワークの必要性が高まっているが、セキュリティ面や人事評価・運用体制の問題で出勤を余儀なくされている企業が多く存在している。実際、矢野経済研究所発刊の「コールセンター市場総覧2018-2019」によると、セキュリティの課題などの要因で、リモートワークを推進できている企業は3割にも満たない状況だ。そこで、カスタマーサポート特化型AIを提供しているカラクリと、700名以上のメンバーがリモートワークするキャスターが連携し、コールセンター業界のリモートワークを促進させるため、課題を網羅的に解決するサービスを提供する。

 リモートワークに必要なVPNで構築されたセキュアなチャットツール「リモートパック」の提供と同時に、同サービスをリモート体制で定着させるために必要な組織設計、運用マニュアル、評価制度などのノウハウをハンズオン形式で提供する。

■「リモートパック」の概要
 リモートワーク用に機能搭載(VPN構築)した正答率95%保証のAIチャットボット「KARAKURI chatbot」、有人チャットツール「KARAKURI talk」を提供する。即時導入が可能な有人チャットツールはβ版の提供となり、4月中に申込んだ企業に3カ月無償での提供となる。チャットボットのオンボーディング業務は、ZOOMやSkypeなどを活用した完全リモート体制で正答率95%保証の精度を保つ。

■チャットツール導入のマニュアル・評価制度支援の概要
 「Caster Anywhere」では、コールセンター向けに、リモートワーク環境で「リモートパック」を定着させるためのマニュアル作成や、組織設計、人事制度、採用計画、働きがい向上、会議・資料作成のムダ削減などを支援する。また、「リモートパック」導入に伴う費用を助成金申請する場合、申請書の作成をキャスターで代行することが可能。対象となる助成金は以下の通り(要確認)。

●事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/boshu/kinkyutaisaku.html

●テレワーク活用・働く女性応援助成金
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/boshu/joseikatsuyaku.html

2024年01月31日 18時11分 公開

2020年03月19日 09時35分 更新

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