ナイスジャパン、オムニチャネル分析セミナーを開催

ナイスジャパンは、NICE ネクシディア・アナリティクスのプロモーションの一環として、「NICE insights 2019」を都内で開催した。

ナイスジャパン マネージングディレクターの下村たまえ氏は、CX(カスタマー・エクスペリエンス)は企業にとって一番の課題と認識されており、様々なチャネルを通じて収集されるデータの分析やマーケティングへの活用による、顧客体験のパーソナライズが企業競争力の源泉と訴えた。

セッション第一部では、NICE Systems Singapore ディレクターのマーク ハリントン氏が、アジアパシフィック市場におけるカスタマー・エクスペリエンスのトレンドを紹介。顧客の全てのチャネルを理解するには、データの一元化により時系列でカスタマージャーニーを分析することが必要と説き、分析はシステムなどを購入することではなく、自ら実施することに意義があると提言した。

セッション第二部では、引き続きマーク ハリントン氏から、顧客行動の予測分析とパーソナライゼーションに関して、分析手法やNICE ネクシディアの機能の解説があった。顧客属性は数値化された構造化データのみならず、顧客との会話やSNSなどの非構造化データまで組み合わせた上で分析することで高次のパーソナライゼーションが可能になると話した。

続くセッションでは、NICE ネクシディアのケーススタディとして、博報堂DYホールディングス マーケティングテクノロジーセンター 室長の青木雅人氏から講演があった。同社では、営業商談を可視化して評価する対話音声解析システム「CONOOTO(コノート)」を開発。背景には情報のデジタル化から生活のデジタル化へのシフトにより、競争優位のための営業活動のデジタル化、可視化の必要性があると説明した。NICE ネクシディアの対話音声解析機能により、商談内容から効果測定・評価レポートを自動生成することができ、製薬会社をはじめ、自動車、不動産、投信・保険といったビジネスでの展開を目指す構えだ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2019年09月04日 18時02分 更新

その他の新着記事

  • スーパーバナー(リンク2)(240426画像差し替え)

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入