常陽銀行、「Salesforce Community Cloud」を採用、ローン商品の一部のWeb契約プロセスを強化

常陽銀行(茨城県水戸市、笹島律夫頭取)は、マイカーローン(自動車ローン)と教育ローンのWeb契約申し込みサイトにセールスフォース・ドットコムのソリューション「Salesforce Community Cloud」を採用した。

同行では、リテール事業施策強化を目的にデータを駆使したシステムに切り替えを実施。顧客の負担を軽減し、サービスの利便性を向上すると同時に、現状の行内リソースを維持した状態で、顧客獲得を増やしていく業務の効率化を図っている。

2018年5月からマイカーローン、同年11月から教育ローンにおいてWeb契約の取り扱いを開始した。これにより、従来からホームページ上で受け付けていた事前審査申し込みに加え、正式なローンの申し込み、さらに契約から融資実行までのすべての手続きをPCあるいはスマートフォンで完結することができる。

顧客は、融資申し込みに必要な本人確認書類や、資金使途資料等をデジタルファイルで常陽銀行へ送信できる。また書類に不備がある際にはCommunity Cloudで構築した顧客向けマイページ内でやり取りも可能だ。すでに活用が進んでいた「Salesforce Sales Cloud」を活用し、手続きのステータスごとに顧客にフォローアップのメールを配信、コミュニケーションを手厚くし、融資の申し込み顧客の離脱を軽減する効果も期待できる。

同行では今後、ローン審査システムと申し込みシステムを連携、完全なペーパーレス化を図り、一連の業務効率化をさらに加速する方針だ。

2024年01月31日 18時11分 公開

2019年01月15日 17時51分 更新

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