日本アバイア、「Avaya Aura Suite Licensing」を発表

 日本アバイア(東京都港区、ロバート・スチーブンソン社長)は、企業向けコラボレーションソリューション「Avaya Aura Suite Licensing」を3月4日から提供開始する。同ソリューションは、「Essential Suite」「Mobility Suite」「Collaboration Suite」の3つのスイートで構成、アバイアの従来の提供方法と比較して価格が最大40パーセント低減される。

 音声コラボレーション、モビリティ(セキュアなBYOD)、ビデオ/Web会議といったユーザーのニーズに応じて必要な製品が一括で購入できる点、およびライセンスを組織単位ではなくユーザー単位で選択できる点が特徴。
 近年、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの企業での導入が相次いでいる。スマートデバイスは、電話、メール、チャットなどの機能が統合されているため、いつでもどこでも状況に応じた最適なコミュニケーション手段の選択が可能。しかし、個人ではソーシャルメディアなどのコミュニケーションツールがその利用を後押しする一方、企業においてはコミュニケーション基盤の拡張性、セキュリティ、導入の手間とコストといった課題から、スマートデバイスをベースとするコラボレーションやビデオ会議などの導入は限定的だった。

 このような課題を解決するため、日本アバイアは、企業がそれぞれのユーザーのロール(職責)や利用目的にあったコラボレーション機能を容易に導入できるソリューションを提供する。主な特徴は以下の通り。

1)SIPベースのオープンなコミュニケーションプラットフォーム
 SIPベースのコミュニケーションプラットフォーム「Avaya Aura」は拡張性が高く、異なるベンダー環境でのコラボレーション機能を統合できるため、既存資産も活用可能
 
2)セキュアなBYODを支援する新セキュリティソリューション
●VPNレスでセキュアなリモートアクセスを実現するセッションボーダーコントローラ「Avaya SBC for Enterprise」
・キャリアサービスなどのSIPトランク間およびSIPデバイスを保護
・リモートワーカーが利用するコラボレーションアプリケーションにVPNレスでアクセス
・高度なToll Fraud ProtectionやDoS攻撃を防ぐセキュリティ機能
●ロールベースのユーザー認証ソリューション「Avaya Identity Engines」
・デバイスプロファイルに基づきネットワークアクセスをプロビジョニング
・許可のないセキュリティインパクトのありそうなデバイスに対する迅速なアクセス制限
・社外からのユーザーに対し、セキュアなゲストアクセスを提供

3)導入しやすい価格のライセンススイートをユーザー単位で提供
●Essential Suite
・音声コラボレーションを実現(SIP電話機、ソフトフォン、デスクトップUCインテグレーションに対応)。参考価格、225米ドル(※2万1105円)
●Mobility Suite
・音声コラボレーションの実現に加え、セキュアなBYODを支援。参考価格、325米ドル(※3万485円)
●Collaboration Suite
・音声コラボレーション、セキュアなBYOD支援に加えて、ビデオ・Webコラボレーションを実現。参考価格、525米ドル(※4万9245円)
※日本円は、1米ドル=93.8円(2/7時点)の参考価格

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年02月12日 19時33分 更新

その他の新着記事

  • スーパーバナー(P&Wソリューションズ)

購読のご案内

月刊コールセンタージャパン

定期購読お申込み バックナンバー購入