IBM、顧客接点を統合分析するソフトウエア群を提供開始

 日本IBMは、モバイルやPC、コールセンターなど複数の接点における顧客行動の統合的な分析や、販売促進の計画・実施、売り上げ・利益を最適化する価格設定など、企業のマーケティングを総合的に支援するソフトウエア群「IBM Enterprise Marketing Management V9.0」を販売開始した。

 同製品は、2010年に買収したUnica社およびCoremetrics社製品の機能を統合し、新たに複数機能を追加したソリューションだ。コールセンターやWebサイト、実店舗などの顧客接点をまたがる「クロスチャネル」や、オンライン/オフラインにおける購買活動の相互連携「オンライン・ツー・オフライン(O2O)」をサポートする。

 具体的には、販売促進キャンペーンの計画から実行、測定までを支援する「IBM Campaign」やWebサイトにおける顧客行動を分析できる「IBM Digital Analytics」、マーケティングの予算とプロセスを管理し、マーケティング活動の効率性を高める「IBM Marketing Operations」、オンラインとオフラインの販売データを統合し、総合的なマーケティング活動を支援する「IBM Digital Analytics Multichannel」など、20種類以上のソフトウエアを個別またはワン・パッケージで提供する。

 主な機能は、(1)複数のチャネルの購買行動を顧客別に分析し、適切なレコメンデーション(推奨)を提示する機能、(2)キャンペーンの進捗やデジタルの行動データをリアルタイム管理する機能、(3)他社のマーケティングデータを取り込む機能、(4)マーケティング分析機能など。

 価格は個別見積りで、提供形態はオンプレミス用ソフトウエアもしくはクラウド・サービス(SaaS)を選択できる。

2024年01月31日 18時11分 公開

2013年02月04日 12時12分 更新

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